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令和元年度 新任職員研修

 5月27日(月)13:00~17:30、

 ワン・オール主催の「新任職員研修」が視聴覚障がい者情報センターで開催されました。

 札幌市障がい福祉課からは「行政の立場から見た相談支援と協議会」について、ワン・オールからは「札幌市の相談支援の歴史と現状」という内容でお話していただきました。

 続いて、北星学園大学の永井順子教授による、昨年も好評をいただいた「ソーシャルワークの理念と障がい者への相談支援」の講演がありました。

今年はグループワークも行われ盛り上がっていました。

参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

第32回 札幌市自立支援協議会(全体会)

 令和元年5月21日(火)

 第32回札幌市自立支援協議会(全体会)が開催されました。

 はじめに、各部会(10の地域部会と3つの専門部会)の部会運営で工夫していることや困っていることを中心に報告と意見交換があり、各部会の活動や構成員についてなどの情報共有がされました。 

 その後、運営会議とプロジェクトチームの活動報告が行われています。

 運営会議では、改めてプロジェクトチームのあり方や設置の際の手続きについて整理されたこと、移動に関する課題の検討体制について運営会議で検討されたことが報告されています。

 運営会議の議論整理をもとに、今回の全体会では、新たに「移動に関するプロジェクトチーム」の発足が承認されています。

 移動に関するプロジェクトチームは、札幌市各所でなされてきた移動に関する議論を整理した上で、当事者や事業者等にアンケート調査を実施し、札幌市の移動に関する課題の現状をわかりやすく見えるようにし、次期「さっぽろ障がい者プラン」にむけた提案事項をまとめることを大きな活動の重点項目とし、新たに活動を開始します。

 ここまでの報告と協議を終えて、協議会会長より、札幌市障がい福祉課企画調整担当課長へ、平成30年度協議会の『年間活動報告書』が手渡されました。

 また、今回は昨年9月に発生した北海道胆振東部地震後、各地域部会、専門部会等でまとめた「防災に関するまとめ」もあわせて提出しています。

他にも、さっぽろ障がい者プラン2018の見通しと実態調査についての説明、札幌市自閉症・発達障害支援センター「おがる」からの情報提供もありました。

 今回の協議会全体会の資料は、準備ができしだい、札幌市のホームページ、およびワン・オールのホームページに掲載される予定です。

 次回の協議会全体会開催は、秋頃の予定です。

南区地域部会 事例検討・課題抽出部会 専門家招致研修会

平成31年2月22日(金)

南区地域部会 事例検討・課題抽出部会 専門家招致研修会へ行ってきました。

 南区地域部会の事例検討・課題抽出部会は、2回の事例検討(事例検討の様子はこちら→第1回第2回)を経て、浮かび上がった課題に対しての専門家をお呼びして研修会を行うという形を取っています。

 今年度の専門家招致研修会では、北海道地域定着支援センターの所長 石井隆氏をお招きして、いわゆる罪を犯した障がい者(触法障がい者)の実態と関わり、定着支援センターの業務と役割についての具体的な事例も紹介いただきながら学ぶ時間となりました。

「犯罪」「刑務所から出てきた」という言葉を聞くと、やはりどうしても身構えてしまうことがある社会で、石井氏は基本姿勢として「犯罪を犯した人」ではなく「福祉の支援が必要な人」という視点を大切にし、障がいがあるがゆえに罪を犯した人という姿勢で関わっているというお話がありました。

 罪を犯してしまったという事実は変えられませんが、その方達の背景にあるものをとらえ、その方達の孤独に寄り添い、支えていくというお話は、触法障がい者という事だけではなく、福祉の専門家としては必ず持っていなくてはならない視点であり、改めて考えることも多い時間となりました。

 具体的な事例もあったことにより、参加した相談支援事業所や日中活動事業所、グループホーム等の方からも感想や質問などもたくさん出ていました。

 

西区地域部会 「元気の出る交流会!2018」Part19

平成31年2月20日(水)

西区地域部会 「元気の出る交流会!2018」Part19へ行ってきました。

 西区は11月の全体会から一貫して防災と地域共生をテーマで話が進んでいます。

 今回は、「福祉のまちづくりは住民と施設の連携で~拓北あいの里ケア施設町内会の取組み~」と題し、北海道医療大学看護福祉学部 准教授の長谷川聡氏の講演と質疑応答が行われました。

 「ケア施設町内会」

 ちょっと馴染みのない名称ですが、この拓北あいの里ケア施設町内会は、拓北・あいの里連合町内会地区にある介護・福祉・医療施設(団体会員)と、この地区に住む介護・福祉・医療等の施設職員・専門家(個人会員)を会員とする「みなし単位町内会」です。

 団体会員も個人会員も、それぞれの所在地・住所の単位町内会との二重加入が可能で、施設・専門家と住民の、そして同じ地域の施設・専門家どうしの親睦・交流と、地域への貢献を目的として2010年2月に発足し、翌春に連町と地区社会福祉協議への加入が認められた町内会だそうです。

 毎月の例会ではテーマをたてて自分達の地域の状況を共有。住民向けに行われる研修会の講師は地域の専門官が担当、地域の事業所見学の時には相談コーナーを設けるなど、住民と福祉・医療が連帯・共同し福祉のまちづくりを進める活動をしています。

 また今回の北海道胆振東部地震後は、毎月のように防災・減災の話がされているようです。

 長谷川先生のお話の中で、地域のネットワークを広げていく取組みのためのコミュニケーションのコツとして①人は三度あると仲良くなる、②苦労を共にすると仲良くなる、というお話が印象的でした。

 この二つを大切にすることによって、研修会や会議などで集まるだけではなく、お祭りや勉強会、避難訓練など一緒に作業を共同することによって、一緒に地域をつくっていく仲間にという感覚で活動を続けていけるのだろうと感じました。

 西区以外の地域の方や行政の方も含め、約65名の方が参加した研修会でした。

 長谷川先生のお話の後は、先生が壇上からフロアに下りて、フロアとの質疑応答や意見交換等なり、全体通して、北区の拓北・あいの里地域で行われている地域活動についての実践を学ぶ時間となりました。

 9月、11月、1月、そして今回2月の元気の出る交流会と、西区地域部会では地震後の地域の動きを障がい福祉の視点だけにとどまらず、地域づくりの視点も絡めて活動を続けています。 

 ワン・オールが各地域部会の地震の振り返りの場に参加させていただくと、どこの地域でも「まずは普段の関わりから」という話をよく聞きます。

 今回のことをきっかけに、小さな単位からでも更に住みよい地域づくりが札幌のあちこちで継続されるとよいな・・・と感じた時間でした。

 西区地域部会のみなさま、ありがとうございました。

『草の実会・家族会』の研修会に参加して

               

あんしんのまちコーディネート事業にお声をかけていただいて、『草の実会・家族会』主催の研修会「災害に備えた地域での支え合い」に行って来ました。

『草の実会』は、居住や通所など多くの事業所があります。そこの利用者さんのご家族が家族会を運営していらっしゃいます。

昨年9月の震災を受けてお困りだったことも多く、あらためて避難行動要支援者名簿や避難所・福祉避難場所のことなどを知りたいというご希望でした。

札幌市からの資料をお配りし、12月10日の支え合い研修のスライドの抜粋なども見ていただきながらご質問やご意見をお聞きしました。

そのなかで「避難行動要支援者名簿が10年も前からあると書いてあるが自分たちが名簿に入っているとは初耳だ。周知がなされているのか?」という質問がありました。

実際に出席者の中でご存じの人は皆無だったのです。

本当に安心して暮らしていくためには双方向からの働きかけが必要であり、それを可能にする仕組みができていなくてはならないと強く感じました。

また、震災当日に不安になったりパニックになっただけではなく、時間がたっても不安が続いたりぶり返したりという状態が見られたとのことで、回復のヒントになる絵本のご紹介もさせていただきました。

こちらからの情報提供にとどまらず、現場のお声をお聞きする貴重な機会となりました。

いったん災害が起これば全員が被災者です。

災害弱者を埋もれさせたり後回しにされたりしないよう、地域の中での仕組み作りをお伝えし、お手伝いして行きますのでどうぞお気軽にワンオールまでご連絡ください。

 

 

 

西区地域部会 平成30年度第5回全体会

 1月24日(木)

 札幌市自立支援協議会西区地域部会の今年度第5回の全体会へ行ってきました。

 西区地域部会では、9月の北海道胆振東部地震の発生から、連続のテーマで災害時の対応と振返り、今後へ向けての話が継続して行われています。

 9月27日(木)開催の全体会では、地域部会の構成員の皆様による「その時どうだったか?」というテーマでグループワークで情報を共有。

 11月22日(木)開催の全体会では、はじめに「北海道胆振東部地震における西区役所の対応」と題し、西区役所保健福祉課地域福祉係長の久保田氏より当日の区役所の動きの話をいただき、その後、就労、児童、学校、入所・通所、医療・相談など分野に分かれたグループワークでお互いの状況確認と分野ごと検討が行われました。

 そして、今回1月の全体会では、さらに話を地域の活動や障がい当事者の皆さまの生活にも目を向け、シンポジウム形式で多くの方の「その時と今、これから」についての発表を聞き、全体で共有をしました。

 今回は、民生委員の方、まちづくり推進センターの方、障がい当事者の方、保護者の立場の方、高齢分野の地域包括支援センター、養護学校、そして医療機関という計8名の方からの報告と質疑応答が行われました。

 それぞれのお立場から、震災時に行っていたこと、またいつ起るかわからない今後に対して今行っている備えなどについての発表がありました。

 どの方も同様に「冬ではなくて良かった」「あの地震が冬に起っていたらどうなっていただろう」という話が出ています。また、未だにその当時のことを思い出したり、何度も水をくみに行った公園のそばを通ると不安になるという当事者の方のお話を聞くと、本当にあの地震が私たちに残したものが、とても大きなものだったのだと改めて考えさせられた時間でした。

 

 発表者みなさんのお話がとても興味深く、「こんな活動が地域で行われていたのか・・・」という発見や「もっとお話を聞いてみたい」「具体的にこれからどのような活動をしていくのだろう?」ともっと知りたい、つながりたいという気持ちになる会でした。

 地震発生後から今現在まで、連続で同じテーマを取り上げている西区地域部会だからこその工夫や、その後の展開を見据えている部会の取組みだと感じます。

 今後、西区地域部会では、2月にも「防災」をテーマに勉強会を企画されています。

 2月20日(水)「西区地域部会 元気の出る交流会Part19」では、『地域共生社会における地域防災~安心して暮らせるまちを目指して~』というタイトルで講演会が企画されています。

 詳しい情報は、以下の西区地域部会のページをご参照ください。

 ⇒西区地域部会のページへ

清田区地域部会 全体会

 1月23日(水)

 札幌市自立支援協議会 清田区地域部会の全体会へ行ってきました。

 『震災時の対応を振り返り考える~気づいたこと、今度につなげること~』というテーマで、清田区地域部会と清田区障がい福祉関係者等ネットワーク会議の共催研修会という形で行われました。

 最初に清田区役所保健福祉課より区役所での震災対応の振り返りと福祉避難スペース、福祉避難所についての報告と説明があり、その後、東日本大震災を函館で経験された清田区第2包括支援センターの主任ケアマネジャーの渡邊氏より、北海道胆振東部地震での清田区の包括支援センターの動きや日々の備えとして行っておくこと等についての講演、講演後に参加者のグループワークが行われました。

 

 グループワークでは、それぞれ「その時どのような対応をしたのか」「今後の対応策として考えられることは?」というお題を書き出し、まとめて意見を共有するというやり方で行われました。

 自分達のグループだけではなく、他のグループの意見も周りながら見る事によって、情報が増えたり、知識が深まるなどの効果があり、それぞれのグループの意見を眺めながら、場が賑やかに進んでいったのが印象的でした。

 

 

 「災害」をテーマとして、札幌市の各地域部会でそれぞれ振り返りや今後に向けての話が9月以降行われていますが、どこの地域でも「日頃からのつながり」「日頃からの備え」がキーワードになっています。

 渡邊氏の話の中でも「日常からの地域連携が有効に機能していれば、災害の初動時から効果的な支援ができる」というお話があり、これについては地震後、支援者の誰もが感じているところだと思います。

 今後、その「連携」を具体的にどのように進め、どのように有効にしていくのかという活動については、高齢や障がいなど分野問わず地域で話していく必要性を強く感じた研修会でした。

災害に備えた地域での支え合い研修会

 今年で3回目を迎える「災害に備えた地域での支え合い研修会」が12月10日(月)に中央区のかでる2・7で開かれました。

 この研修会は、「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業」を広く周知するとともに、特に障がいのある方の避難支援に関する理解を深め、参考となる町内会・自治会等の取組を多くの方々に知っていただくことを目的に開催されたものです。

 今年は9月の胆振東部地震があり、皆さんの関心も高く、会場のかでるホールがいっぱいになる四百数十名のご参加をいただきました。

 町内会の方々はもちろんのこと、福祉事業所、行政、支援学校、また個人のお立場でのご参加も見受けられました。

 「避難行動要支援者名簿提供について」「自主防災活動について」「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート業務について」の行政説明があり、基調講演として、レスキューストックヤード常務理事の浦野愛様からご講演いただきました。

 浦野様は学生時代に経験された阪神・淡路大地震の被災地支援ボランティアを始めとして、災害時要援護者への支援事業を中心に、地域防災・災害ボランティア等、各種講演会・講座講師、支援プログラムの企画・運営等、現場に根ざした豊富な経験をお持ちの方です。

 講演の中では、その豊富な経験をもとに実例をあげて災害時に起こり得る事や課題、そこへの対処等、数々のヒントを示してくださいました。

 これに続く町内会からの発表では、見守り活動から発展した清田区絆の会の障がい者とともに行った避難訓練の取組や、今回の胆振東部地震における東区北光町内会の自主的な避難所運営の様子などに会場から静かな感動の声があがりました。

 

 研修後のアンケートでも事例や取組に対する共感の声が多く寄せられ、町内会や事業所からのお問合せ、ご依頼も頂いております。これを有意義な機会にしようと企画を練っているところです。

 先日は平岸での爆発事故もありました。災害はいつ、どこで、どんな形でやってくるか予想がつかない現状です。ひとりひとりが備えをするとともに、必要な助けが適切に届くためには何をすればいいのか、あらためて考えるきっかけとなった研修会でした。

豊平区地域部会 定例会「北海道胆振東部地震の振返り」

 11月27日(火)

 豊平区地域部会が開催されました。テーマは「北海道胆振東部地震の振り返り」です。

 豊平区地域部会では「事業所別」「地域別」と2回開催されることとなり、今回は「事業所別」の開催でした。

 参加者は40名前後。それぞれ「こども・通所」「成人・通所」「GH」「居宅」「医療」「相談」などに分かれて、グループワークを行いました。

 グループ発表では、やはり「日頃の備え」の大切さが挙げられていました。できる範囲で様々な工夫・努力を行った事例も共有し、今後の事業所の対策にいかしていきたいと声が多くあがっています。

 また、地域の町内会との連携も話題にあがりましたが、日頃から町内会、住民の方と「顔見知り」になっていた事業所は今回の地震時も、お互いに気遣いの交流ができたそうです。

 日頃の繋がりの重要性を共有する事ができました。

 次回は「地域別」を開催予定です。より小さい単位、地域で何ができるかを考えるグループワークになる予定です。

 

 12月11日(火)

 11月27日に引き続き、豊平区地域部会定例会(臨時会)にて、北海道胆振東部地震の振返りについてのグループワークが行われました。

 今回は、「地域別」のグループワークを行っています。

 より身近な地域の事業所ごとに集まって「その時どのような動きをしたのか」「どんな備えがこれからあればよいのか」という事について話されました。

 地域ごとに集まると、

「ここのコンビニは手計算で早くから開けてくれていた」

「うちは食事提供をしているから、食料は大丈夫」

「うちはお菓子くらいしかないから、地震が昼間に起きて、長引くと困ったかも・・・」等など、自分達の身近な地域の話ということもあるのか、話題も具体的でした。

 いざという時にすぐに助け合いにつながるには、普段から顔見知りで気が知れている方が助けを求めやすいという話から、

「まずは、近くの地域の事業所同士の行き来や見学を気軽にできるようにしていこう!」と、早速次の日からでも出来そうな具体的な取組みが意見として出されていました。

 

 今回の地震に関しての各地域部会の取組みは、10区の地域部会でも共有していく予定になっています。それぞれの地域の取組みが、お互いに共有されたり、活かされていくことによって「日々の備え」だけではなく「顔見知りから広がる相互理解」につながっていくのでは?と感じました。

平成30年度第2回相談支援部会企画推進室研修会

12月6日(木) 14時00分

札幌市自立支援協議会相談支援部会企画推進室主催で、研修会が開催されました。

今回のテーマは、「成人のひきこもり支援を学ぶ」で、これまでの企画推進室研修会アンケートでは、今後の研修テーマとして希望が多いテーマでした。

はじめに、札幌市子ども未来局の担当の方から、「札幌市のひきこもり事業の説明」があった後、ひきこもり地域支援センターを札幌市より受託してる、こころのリカバリー総合支援センターの方から、「ひきこもりの理解と対応のヒント」と題して講義がありました。

講義後は、グループワークと質疑応答で、ひきこもり地域支援センターと相談支援事業所の連携等について理解を深める時間となりました。

今年度最後、3回目の研修会は、地域移行支援をテーマに、3月に開催される予定です。