清田区地域部会 全体会

 1月23日(水)

 札幌市自立支援協議会 清田区地域部会の全体会へ行ってきました。

 『震災時の対応を振り返り考える~気づいたこと、今度につなげること~』というテーマで、清田区地域部会と清田区障がい福祉関係者等ネットワーク会議の共催研修会という形で行われました。

 最初に清田区役所保健福祉課より区役所での震災対応の振り返りと福祉避難スペース、福祉避難所についての報告と説明があり、その後、東日本大震災を函館で経験された清田区第2包括支援センターの主任ケアマネジャーの渡邊氏より、北海道胆振東部地震での清田区の包括支援センターの動きや日々の備えとして行っておくこと等についての講演、講演後に参加者のグループワークが行われました。

 

 グループワークでは、それぞれ「その時どのような対応をしたのか」「今後の対応策として考えられることは?」というお題を書き出し、まとめて意見を共有するというやり方で行われました。

 自分達のグループだけではなく、他のグループの意見も周りながら見る事によって、情報が増えたり、知識が深まるなどの効果があり、それぞれのグループの意見を眺めながら、場が賑やかに進んでいったのが印象的でした。

 

 

 「災害」をテーマとして、札幌市の各地域部会でそれぞれ振り返りや今後に向けての話が9月以降行われていますが、どこの地域でも「日頃からのつながり」「日頃からの備え」がキーワードになっています。

 渡邊氏の話の中でも「日常からの地域連携が有効に機能していれば、災害の初動時から効果的な支援ができる」というお話があり、これについては地震後、支援者の誰もが感じているところだと思います。

 今後、その「連携」を具体的にどのように進め、どのように有効にしていくのかという活動については、高齢や障がいなど分野問わず地域で話していく必要性を強く感じた研修会でした。