5月26日(水)
札幌市自立支援協議会東区地域部会の交流会がオンラインで開催されました。テーマは、新型コロナウイルス流行を乗り切るためにできること。この交流会についてご報告させていただきます。
交流会の冒頭では、東区地域部会の紹介と活動報告。2009年に東区地域部会が設置され、住まいや移動の課題について解決に向けて取組んだことや、胆振東部地震の後には、災害に対する取組を行っていたこと等の説明がされました。現在のコロナ禍ではこれまで行ってきた活動がこれまでどおりには行えなくなっているものの、アンケート調査や広報誌『タピネット』での情報発信等を行っているとのことです。
続いて、「陽性患者発生時とその後の対策の事例紹介」として、札幌市内で障害福祉サービスの提供を行っている事業所の方から、次の内容等についての報告。新型コロナウイルスの陽性者の人が確認された場合、その人に発熱などの症状が出た2日前に遡って、関わった人と連絡を取った。保健所からは、布マスクではマスクをしていたという扱いにはならないと知らされた。濃厚接触者の人へのサービス提供では、防護服を着用した等です。陽性になった人と関わった人への連絡の大切さや、陽性が確認された人がいた場合は、保健所の指示をあおぐ必要性について話されていました。
事例紹介の後は、今回のテーマ「新型コロナウイルス流行を乗り切るためにできること」についてグループに分かれての情報交換。参加された方々が所属する事業所で行っている工夫や、取組が共有されていました。工夫としては、オンラインの活用や、通所事業所では通所の時間をラッシュの時間に重ならないようにしているということ等。コロナ禍でパソコンのスキルがあがったという、ポジティブな発言もありましが、コロナ禍にどう対応してよいか分からないということや、いつアフターコロナになるのだろうかという不安の声も少なくありませんでした。
東区地域部会では、今回のこの交流会開催を受けて、取り組めることを多くの方でまた一緒に考えていくことが行われるのではと思います。
今回の取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。