作成者別アーカイブ: one-all-admin

北区地域部会全体会及び交流会

令和5年3月15日(水) 18時30分

 令和4年度 北区地域部会全体会及び交流会が開催されました。

 今回は、会場とオンラインのハイブリッド形式で全体会を行い、約40名の方が参加されております。会場から参加した様子について報告させていただきます。

 まずは2022年度の活動報告があり、運営委員会・こども部会・相談支援部会より取組みの成果について説明がありました。また、令和5年度の地域部会運営委員に新規で入られる方の紹介等もあって、たくさんの方が北区地域部会に参画し、精力的に活動を展開されています。

 交流会では、「重度訪問介護(非定型)の現場と人権擁護について」をテーマに発表がありました。①ノーマライゼーション・重度訪問介護についての歴史や重度訪問介護の必要性、②非定型支給決定の利用者さんに関わるヘルパー事業所の現状と支援体制、③当事者のコロナ罹患による入院時の現状について話され、その後、グループワークで意見交換を行っています。

 

 

 

 

 全体共有では、発表を聞いての感想、重度訪問介護を利用されている方の生活を知る機会や考えることができたとありました。北区地域部会ではコロナ禍での工夫として、ハイブリッド形式で研修会を行っており、令和5年度も様々な学びや交流会を企画していきたいと話され、全体会は大盛会でした。

東区地域部会全体会

令和5年3月7日(火) 18時30分

 障がいがあっても住みやすい東区をつくろう!~重度障がい者の地域生活について知ろう!~をテーマに、東区地域部会全体会が開催されました。

 今回は、会場とオンラインのハイブリッド形式で全体会を行い、約50名の方が参加されております。会場から参加した様子について報告させていただきます。

 全体会の冒頭で、札幌市自立支援協議会や、その部会の1つである東区地域部会についての紹介、ネットワーク部会及び子ども部会からの活動報告がありました。コロナ禍でも事業所同士の連携や情報共有を重ねており、令和5年度の展望についても説明されております。

 続いて、『重度障がい者に関するアンケート実施結果概要』として、東区内で重度障がい者が生活する上での困り事を調べ、地域課題を抽出することを目的に実施したことを報告。本人・家族・支援者より合計46件の回答があり、①支援に関する課題、②サービスの提供体制整備の課題、③児童から成人のサービスに切り替わる課題、④移動に関する課題、⑤その他課題の5つに整理をして、現在、東区地域部会で対応等について検討していると話されています。

 このアンケート結果を踏まえて、『重度障がいをお持ちの方の地域生活を紹介』を行っています。内容は、①重度の身体障がいをお持ちの方の生活、②強度行動障がいをお持ちの方の生活について、共同住宅やご自宅での生活、外出時の一場面を動画視聴しながら解説をいただきました。話には色々聞いていても、まさに百聞は一見に如かずで、重度障がいの方の生活や現状を見て考える機会となったと感じました。

 最後に、グループ交流を行い、「重度障がいをお持ちの方の日常生活を見た感想」「どうすれば重度障がいをお持ちの方が安心して地域で暮らせるのか」について意見交換。参加された方々より、重度障がいに関する現場での課題や工夫、コロナ禍での対応・苦労等が共有されています。これまでオンラインで集まることが多く、対面で久しぶりに皆さんに会えたことで、連携の必要性や対面で共有することの大切さを改めて確認できたという声が多数あり、全体会は大盛会でした。

 取材にご協力いただいた、東区地域部会の皆様、ありがとうございました。

防災・減災セミナー

令和5年1月23日(月)

 公益法人札幌市防災協会主催、「第2回 防災・減災セミナー」がかでる2・7にて開催されました。当日は午前の部、午後の部と分かれており、町内会の方、行政や地域包括支援センターの方など、午前・午後とあわせると150名近くこのセミナーに参加したとのことです。

 ワン・オールは、「知っておきたい!町内会でできる避難支援(障がい者事例を中心に)」というテーマでお話をさせていただきました。町内会で行う要配慮者避難支援の取り組みの必要性についてや、現在ワン・オールがお手伝いさせていただいている障がい当事者の方の個別避難計画作成の取り組みについても実践報告させていただきました。

 たくさんの方にお話を聞いていただき、「ワン・オールの取り組みの中で防災対策のことについて障がいのある方に伝えていく取り組みはありますか?」「名簿を取り寄せると絶対に計画を立てなくてはいけないのだろうか?もっとスピード感のある取り組み方法もあるのでは?」等、具体的な取り組みに関わる質問もいただきました。

 ワン・オールが受託している「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業」では、町内会のみなさまと地域で暮らす障がいのある方達のいざという時の避難支援の取り組みについて、それぞれの地域が活動しやすい取り組みを一緒に考えていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

【あんしんのまちコーディネート事業】個別避難計画作成のお手伝いをしています。

令和4年11月29日(火)

 ワン・オールでは今年度、障がい当事者の方からのお声がけをいただき個別避難計画作成のお手伝いを行っています。

 ご本人は、重度の障がいがある方で、車いすでお一人暮らしをされており、ほぼ24時間介護が必要な方です。

 計画作成をしていきたいとご本人が思ったきっかけは、やはり北海道胆振東部地震の時。

 停電が起こって、マンションの電動ポンプが止まって断水して、エレベーターも止まった。ほぼヘルパーがいてくれて、在宅避難していたが、また災害が起こったらどうなるだろう・・・というような不安をお聞きしました。そんなお話を聞いたご縁で、個別避難計画作成のお手伝いができないかと思い、ご本人が暮らす地域の地域支援員(各区委託相談支援事業所1カ所に配置)やご本人のサービス等利用計画を作成している相談支援専門員にも協力をお願いし、この活動が始まりました。加えて趣旨をお話したところ、区役所の方やご本人が暮らす町内会の町内会長さんのご理解も得ることができ、この日、初めて顔合わせとご本人の生活の共有、町内会の様子などについて情報共有の場を持つことができました。

 ご本人、町内会、行政それぞれの疑問や課題と思っていること、やらねばと思っているけどなかなか進めることができていないこと等々、ざっくばらんな雰囲気で情報共有をしています。

 具体的な話はこれから詳細を詰めていくことになりますが、このご本人との取り組みが少しずつ障がいのある方の個別避難計画作成の取り組みにつながっていけばと思います。

 これからも進捗をブログでご報告させていただきますので、よろしくお願いします。

東区ふくしマルシェ~さいかいできる輪~

2022年11月12日(土) 13:00~16:00

東区地域部会主催の「東区ふくしマルシェ~さいかいできる輪~」が、3年ぶりに東区民センターの大ホールで開催されました。テーマである、「さいかい」は、3年ぶりにマルシェを「再開」できることと、マルシェに協力参加するみなさまとの「再会」という二つの意味が込められているそうです。

受付で検温と消毒を行い、感染対策をした証にマスクに東区の公式キャラクター「タッピー」のシールを貼って貰います。

来場された方には、東区地域部会に参加されている事業所に通所されている方の手作りストラップのプレゼントがありました。ビーズを使った、とてもおしゃれなストラップです。

 

 

明るく華やかなメイドさんたちが、縁日コーナーへ案内してくれます。

 

 

縁日コーナーでは、子どもたちが楽しめるミニゲームと景品が用意され、来場した子どもたちに大人気でした。

 

 

タッピーの来場も、会場を盛り上げます。

 

 

ステージ発表では、JazzSingerの黒岩静枝さんを始め、合唱、トンペットサークルによる楽器演奏、フラダンスなどが披露され、会場一体となって盛り上がっている様子でした。

 

 

 

 

 

 

福祉バザーでは美味しそうなパンや、目を引く雑貨、新鮮な野菜や手作りのお豆腐などなど、たくさんのお店が建ち並び、多くの人で賑わっています。

 

 

 

 

 

 

最後のステージを盛り上げるのは、カラオケです。来場されている方のエントリーで、様々なジャンルの歌声が響き、パフォーマンスが目を引きます。

 

 

 

 

会場スタッフの羽織っているお揃いのタッピー法被も、お祭り感を際立たせていました。

コロナ禍で、遠のいていた賑わいを感じることができ、マルシェを盛り上げようという、事業所のみなさまの元気も肌で感じることができました。

また来年も開催できることを祈っています!

 

北区防災訓練に北区地域部会が参加!!

10月27日(木)14:00より、北区のあいの里西小学校 体育館にて『北区防災訓練』が実施されました。

この防災訓練は、毎年1回、区内の連合町内会を輪番で担当されており、今年度は、北区と拓北・あいの里連合町内会との共催で、あいの里西小学校を会場に様々な訓練を行いました。あいの里西小の4年生、連町、消防署、消防団、区役所、防災協会、企業の方々が参加。

前半と後半に分かれて訓練を実施し、体育館内には、展示物コーナー(自動販売機・電気自動車・防災食)を設置しています。

前半は、消火器訓練とダンボールベッド作りです。

(町内会の方と小学生が協力してダンボールベッドを制作。結構、頑丈です)

小学生は前半で終了。総合的な学習の時間で『防災』について勉強しており、今後も深めていくようです。後半は避難所開設訓練と車椅子操作訓練を実施。 

地域部会のメンバーが車椅子操作訓練の講師として、大活躍しておりました。段差昇降やスロープでの操作を行い、車椅子に乗るのと押すのでは見える視点の違い、ちょっとした操作の難しさを体験。部会長から「地域に住む障がいのある方への配慮や災害時の支援において協力してほしい」とお話いただきました。

ワン・オールでは、『誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業』の委託を受けており、障がいのある方への災害支援について、各地域で具体的な取組みをサポート・推進していこうという事業です。北区の取組みが全市的に広がり、要配慮者避難支援の必要性や活動が展開されるよう、引き続き、執り進めていきます。

『誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業』の詳細は下記のURLをクリックください。https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/anshinnomati/index.html

【あんしんのまちコーディネート事業】要配慮者避難支援について~くさぶえ町内会(東区)

令和4年9月17日(土)

 とても良い秋晴れとなった三連休初日。東区のくさぶえ町内会からのご依頼があり、役員・班長のみなさんへ避難行動要支援者名簿等についてお話をさせていただく機会をいただきました。東区は胆振東部地震の際、ブラックアウトに加えて道路の陥没など札幌市内でも被害が大きかった地域でした。くさぶえ町内会さんは、そのような経験から、普段の見守りに加えて、防災の取組みの必要性を感じ、名簿を取得した町内会さんです。この日は約10名ほどのご参加がありました。

 前半は、東区保健福祉課 今活動推進担当係長から要配慮者避難支援について説明があり、避難支援のためのルール作りや避難行動要支援者名簿について、お話がありました。後半は、ワン・オールから、実際の避難支援の事例や動きについて説明。要配慮者避難支援を通じて、日頃の見守り、関わりを広げ、いざという時に慌てないようにする取組み事例等について説明をしています。

 説明の後は事前にいただいていた質問なども加えた質疑応答の時間でした。質疑応答を通じてみなさんの活動に対しての熱い思いや、命を守るための日々の活動に対しての責任感の中に内包する色々な不安も伝わってきました。

 災害時は色々な不安が一度におそってくる非常事態です。そんな時に隣近所の方達と助け合って、励まし合って乗り越えるということが大切になってきます。常日頃、町内会の皆さんで取り組まれている助け合い・見守りの活動に寄り添うように要配慮者支援の仕組みが組み込まれ、地域で生活している住民が安心して生活できる一助になるように、あんしんのまちコーディネート事業としても取組みを進めていければと感じました。

 くさぶえ町内会役員の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

【おまけ】

 以前よりこのブログで企画や撮影について紹介していた動画がついに完成いたしました!詳しくは、下記のリンクページからご確認ください。↓

 誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業 

※下へスクロールすると動画があります。

令和4年度ワン・オール主催研修「新任職員研修」

令和4年8月1日(月)13:00~17:30

ワン・オール主催の令和4年度の「新任職員研修」が開催されました。

 今年度も新型コロナウイルス感染予防のためオンライン研修という形で開催し、11事業所16名の方に参加いただきました。今年度は6月から2事業所が新規開所ということもあり、いつもよりも少し遅い時期に開催となっています。

 研修内容は、札幌市障がい福祉課から「行政の立場から見た相談支援と協議会」について、ワン・オールから「札幌市の相談支援の歴史と現状」という内容です。新任職員研修なので、まずは札幌市の相談支援事業の体制についての基礎を皆様に聞いていただいています。資料も多かったのですが、受講された方は皆様集中して受講されている様子がありました。

 今回は講義と講義の合間に参加者自己紹介の時間を作ってみました。コロナ禍となりなかなか他の相談支援事業所と実際に会ってやり取りが少なくなってきているため、集まっての研修であればできる名刺交換や雑談、情報交換の時間の代わりまでにはなりませんが、この研修をきっかけに何かのやり取りができれば良いかと思っています。

 後半は北星学園大学の永井順子教授から、「ソーシャルワークの理念と障がい者への相談支援」の講義をいただきました。投票機能やブレイクアウトルームを使ってのグループワークなど、受講者の皆様にも参加いただけるような講義となりました。アンケートでは「基本的なことではありますが、現在の支援の実践から、相談の在り方を改めて考えさせられた講義でした」「グループワークで他事業所の方と意見交流でき良かったです」などの感想がありました。

 まだまだ新型コロナウイルスについては油断できない状況ですが、今後もワン・オールでは、出来ることを模索し工夫していきながら、皆様の実践に役立つ研修を企画、実施していければと思います。参加していただいた皆様、ありがとうございました。

 なお、本研修の資料とアンケートを公開しています。ご入り用の方は以下からご確認ください。※ ワン・オールかべ新聞「研修情報面」

【あんしんのまちコーディネート事業】要配慮者避難支援について~北都町内会(白石区)

令和4年7月27日(水)研修開催

 今回の研修は、白石区の北都町内会のみなさん向けに研修を開催しております。町内会の各班から24人に参加いただきました。
 冒頭、北都町内会 豊間根会長から挨拶の中で、東日本大震災の発災時に仙台市にいて、防災の大切さを実感された旨の話があり研修がスタート。

 前半は、白石区保健福祉課 中村活動推進担当係長から要配慮者避難支援について説明があり、避難支援のためのルール作りや避難行動要支援者名簿について、解説がありました。

 後半は、ワン・オール髙村から、実際の避難支援の事例や動きについて説明をしました。これまで、ワン・オールとして町内会と共に企画してきた研修や避難訓練の内容、内閣府のモデル事業(岡山市)で取り組まれているケアマネジャーや相談支援専門員が関わる個別避難計画の作成について紹介しました。

 次に、町内会に求められる防災活動の意義や目標についてお伝えしました。大事なことは「まずはやってみる」をキーワードに、町内会として、無理のない範囲から取り組むことが必要なのではないかと提案しました。また、北都町内会が大きな川に挟まれている地理的な特徴から、ハザードマップの必要性についても触れています。

 避難行動要支援者名簿に載っている人は、福祉サービスを使っていたり、福祉関係者が関わっていることが多いため、町内会と役割分担しながら、巻き込みながら、進めていってほしい。そのための「横串し」、繋いでいくお手伝いをワン・オールか担います、と締めくくりました。

 最後に、地域支援員として参加されていた相談室あゆみの山田さんから、自己紹介と地域支援員の事業説明をしてもらい、研修は終了しました。単位町内会向けで24人もの参加があり、区役所と役割分担しながら、制度と実際の紹介ができ、とても有意義な、次に繋がる研修となりました。

 

 

 

 

【あんしんのまちコーディネート事業】「清田地区災害時助け合い活動支援」研修会

令和4年6月23日(木)

 清田地区町内会連合会よりご依頼があり、「清田地区災害時助け合い活動支援」研修会にて、「要配慮者避難支援の取組の必要性等について」という内容でお話させていただきました。

 清田地区町内会連合会は、12の単位町内会で構成されており、数年前から要配慮者支援について、避難行動要支援者名簿を活用し、地域の要配慮者支援に取り組んでいる地域です。しかし、各町内会の担当者などの交代もあり、活動の目的や必要性が引継がれていかなくなったという事情もあり、今回改めてこの研修会の企画・開催をされたとのことです。

⇒清田地区町内会連合会ホームページ(https://kiyota-shinnei.kiyotamin.net/

 当日は30名ほど参加者で、皆さん熱心に話に耳を傾けていただいておりました。また講義後の質疑応答では町内会の活動の現状についての情報提供やご意見、2つの町内会から実際の動きで行っていることなどを共有することができ、私たちも実際の町内会さんの動きや悩みを知ることができ大変勉強になりました。

 また今回は、清田区の第一包括支援センター(介護保険分野)、相談支援事業所ノック(障がい福祉分野)の担当の方も出席され、それぞれの活動について自己紹介の中でお話ししていただいています。これをきっかけに町内会と福祉の相談窓口がよりお互いにとって近しいものになっていけばとも思います。

 これからの清田地区町内会連合会の活動にあんしんのまちコーディネーターとしても継続的にお手伝いできる事があればと思っております。

 研修をご依頼いただいた清田地区町内会連合会役員会の皆様、町内会との橋渡しをしていただいた清田まちづくりセンター様、豊平区役所保健福祉課活動推進係様、ありがとうございました。皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。