カテゴリー別アーカイブ: ワン・オール

災害に備えた地域での支え合い研修会~障がいのある方などの避難支援を考えよう~

 2月10日(月)に行なわれた『災害に備えた地域での支え合い研修会~障がいのある方などの避難支援を考えよう~』についてお伝えします。

 ワン・オールは平成28年度から“あんしんのまちコーディネート事業”を受託し、この事業を広く知っていただくために毎年この支え合い研修会を実施し、今回で4回目の開催となります。

 「誰もが安心して生活できる地域づくりの推進」に向けて、町内会からのご依頼で障がい理解を深めるため、要配慮者二次避難所等の支援体制の周知を目的とした研修会の開催、避難訓練の企画への参加など、様々な活動を行ってきました。

 これらの活動を通して知った地域の取組を、多くの皆さまに、広くご紹介させて頂く為、今回は行政説明と実践報告に重点をおいた研修内容とさせて頂きました。

 

 札幌市から災害時の公助の仕組みや変更点についてご説明頂いたた後、3つの実践発表を行いました。

 町内会(白石区・菊水1条1丁目町内会 佐藤会長)、福祉事業所(東区・歩歩路 太田所長)、当事者・家族(バクバクの会 北海道支部幹事 清水氏)という立場の異なる3つの視点から発表して頂き、どの発表も災害が起きた時に“いのち“を守るのだ、という強い思いがあふれた素晴らしい内容でした。

 いただいたアンケートにも「自分の町内会でも取り組みたい」「当事者の方の大変さがよくわかった」「地域に溶け込もうという事業所の地道な取組に感動した」など、賞賛と共感があふれていました。今後の活動のご参考にして頂けるのではないかと強く感じます。

 胆振東部地震の記憶が薄れようとしている今、もう一度日々の備えを、と強く感じた研修会でした。  

札幌市精神障がい者地域生活移行支援研修~ピアサポーターの取組から~

  年明け早々の1月14日(火)、精神科病院、相談支援事業所、居宅系福祉事業所などの職員を対象としたピアサポーター活用による地域生活移行支援の研修会を行い、約90名の参加をいただきました。

ワンオールでは札幌市より「札幌市精神障がい者地域生活移行支援事業ピアサポーター活用業務」を受託し、精神科病院から地域生活への移行にピアサポーターが関わっています。本研修におきましては、この実践事例をみなさまにご報告し、改めて本事業を広くお知りいただくとともに、地域生活への移行やピアサポーターの活用などについて考える機会となることを目的としております。

当日の流れは、まずNPO法人十勝障がい者支援センター理事長の門屋充郎氏から、これまでの歴史を紐解きながら地域生活移行支援の仕組みが説明され、それを受けて札幌市障がい福祉課個別支援主査の鈴木氏より札幌市のピアサポーターの取組など説明されました。

続いて、これらを踏まえて2つの実践報告が病院PSWとピアサポーターの共同報告という形で行なわれました。

 

1例目は、ピアサポーターの活動報告を吟味する中で病院から具体的な支援目標が示され、それに基づいた活動をして報告、そこにさらに具体的な支援目標が示される、というふうに病院とピアサポーターが一緒に考えながら支援をして行き、“患者さん”から“生活者”としての感覚を取り戻しつつある、という事例でした。

2例目は、地域で暮らすために支援の輪を広げる取組の一環としてピアサポーターが導入され、“生活者としての意識が芽生え”“入院患者さんとの交流が生まれ”“人との付き合いの難しさを実体験し人付き合いの取戻しをおこなう”という変化が見られたケースです。

1例目の利用者さんのピアサポーターに対する感想「ピアさんも成長したねぇ」がPSWさんから披露されると会場全体がほのぼのとした空気に包まれました。

 最後の総括として門屋氏から「地域移行の制度にきちんとのせることで、取組も加速するし成果も挙げることができる、またピアサポーターの身分保証にもつながる」というご指摘があり、今後の可能性を示していただけました。

アンケートはほぼ100%の回収率で、ほとんどの方がご意見ご感想を書いてくださっていて熱心にお聞きくださったこと感謝しております。

 この研修で得たことを日々の糧として今後の業務に活かして行きたいと考えております。

 ありがとうございました。

町内会と連携した『歩歩路』さんの避難訓練取り組み

東区の『歩歩路』さんの避難訓練に行って来ました。

『歩歩路』さんは、重度の障がい児・者の方を中心の対象者として、生活介護や共同住宅、就労支援、児童デイなど広く事業を行なっていらっしゃいます。

 昨年の北海道胆振東部地震では共同住宅の1棟が倒壊寸前となって転居を余儀なくされました。

もともと年に2回の避難訓練は実施してらっしゃいましたが、今回はあらためて避難計画を練り直し、町内会へのご参加お願いの文書を配布するなど地域との連携を進めることとなったそうです。

お話を伺うと、地震以前から町内会に加入して班長の役割を引き受けたり、と地に足をつけた活動を続けていらっしゃったとのことでした。 

今回の避難訓練には町内会から会長さんはじめ3名の役員さんがご参加となり、避難に関する具体的なアドバイスもくださるなど次につながる一歩になったのではないか、と感じました。

最後の講評で、法人理事長さんから「ここは一軒家という認識でやっている。日常の中での町内会との結びつきを大切に思っている」というお言葉が心にしみました。

 

ワンオール主催「人材育成」と「スキルアップ」研修

 11月12日(火)

 ワン・オール主催「人材育成」「スキルアップ」研修が札幌市役所で開催されました。指定相談支援事業所、委託相談支援事業所の相談員を対象に、今回は参加者22名で行われました。

 今年度の研修テーマは「家族システムから学ぶ相談支援の視点」ということで、昨年、好評をいただいたワークスペースあおいそらの木村晃子先生を今年度も講師にお招きし、講義と演習を行いました。

 家族システム論から、ジェノグラム面接演習、ジェノグラムを使った事例検討と盛りだくさんの内容で、参加者からはジェノグラム面接、事例検討などが良かったという声が多く聞こえていました。

 中には、初めて出た内容の研修だった、聞きにくい情報がなぜ自分は聞きにくいのか考えたことがなかったが、今回考えてみようと思ったなど自分をより深めることができる内容となっていたという声も上がっていました。

 ジェノグラムを使って面接を行う事で内容の整理がつきやすいと感じるという感想もあり、今後の相談業務にぜひ活かしていただきたいと思います。

 参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

【演習①:ジェノグラム表記とジェノグラム面談】

自分のジェノグラムを書いてみる体験とジェノグラムを使った面接演習

 

【演習②:ジェノグラムを使った事例検討】

 ジェノグラムから考える事例検討。

ポイントは「家族に起らなかったこと、家族が起こさなかったは何?」

  

菊水1条1丁目町内会 要配慮者避難訓練を見学して

2019年8月25日(日)折りしも北海道マラソンの当日に要配慮者避難訓練が行なわれ、見学させていただきました。

  

小雨模様で風も強い中、町内会メンバー十数名が既に受付、看板等の準備を終えられ準備万端、配置についておられました。

これまで連合町内会での取り組みにご協力していた地域の相談室の相談員さん、行政の区活動推進担当係長さん、区社会福祉協議会のご担当者も集合。

時間が来て段取りの確認ののち、チームに分かれて要配慮者(高齢者、視覚障がい者、車椅子使用者、杖歩行者など)のお迎えに向かいました。

ワン・オールは、視覚障がい者のかたのお迎えに同行させていただきましたが、日頃から気配りなさっていて必要な支援をすぐ届けられる体制を整えていらっしゃるのが伺われるようなご対応と感じました。

戸締りのこと、経路や障害物の説明など、ご本人が安心して安全に避難できるよう気配りなさり、さりげなく体調の確認も行なわれていました。

全員が無事に避難しアンケートに記入して訓練は終了です。

今回は避難訓練終了後に敬老会が同会場で行われ、こういった行事とのマッチングもひとつの工夫と感じました。

また、今回の避難先は市から定められた避難所ではなく、地域のホテルを会長さんが交渉してセッティングしており、これも地域活性化の素晴らしい試みと目を拓かれた思いです。

もうひとつ。ひときわ活発に動かれていた若いかたがいらっしゃって、お話をうかがうと高校3年生で、ひいおじいちゃんは以前町内会長をなさっていたそうです。ご本人も小学生のときから盆踊りのやぐら作りを手伝ったりし、町内会の方々にとけこんでいらっしゃいました。こういったお若いかたが地域の安全を守るため熱心にいきいきと取り組んでいらっしゃるご様子をとても頼もしく感じました。

北海道マラソンも男子はMGCに出られなかったランナーが自己記録を大幅に更新して優勝、女子も亡き小出監督の最後の教え子が優勝。そして特別枠で出場したノーベル賞受賞者の山中教授も完走、とそれぞれがそれぞれの持ち場で力を尽くされた1日だったようです。

(石田)

令和元年度 新任職員研修

 5月27日(月)13:00~17:30、

 ワン・オール主催の「新任職員研修」が視聴覚障がい者情報センターで開催されました。

 札幌市障がい福祉課からは「行政の立場から見た相談支援と協議会」について、ワン・オールからは「札幌市の相談支援の歴史と現状」という内容でお話していただきました。

 続いて、北星学園大学の永井順子教授による、昨年も好評をいただいた「ソーシャルワークの理念と障がい者への相談支援」の講演がありました。

今年はグループワークも行われ盛り上がっていました。

参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

『草の実会・家族会』の研修会に参加して

               

あんしんのまちコーディネート事業にお声をかけていただいて、『草の実会・家族会』主催の研修会「災害に備えた地域での支え合い」に行って来ました。

『草の実会』は、居住や通所など多くの事業所があります。そこの利用者さんのご家族が家族会を運営していらっしゃいます。

昨年9月の震災を受けてお困りだったことも多く、あらためて避難行動要支援者名簿や避難所・福祉避難場所のことなどを知りたいというご希望でした。

札幌市からの資料をお配りし、12月10日の支え合い研修のスライドの抜粋なども見ていただきながらご質問やご意見をお聞きしました。

そのなかで「避難行動要支援者名簿が10年も前からあると書いてあるが自分たちが名簿に入っているとは初耳だ。周知がなされているのか?」という質問がありました。

実際に出席者の中でご存じの人は皆無だったのです。

本当に安心して暮らしていくためには双方向からの働きかけが必要であり、それを可能にする仕組みができていなくてはならないと強く感じました。

また、震災当日に不安になったりパニックになっただけではなく、時間がたっても不安が続いたりぶり返したりという状態が見られたとのことで、回復のヒントになる絵本のご紹介もさせていただきました。

こちらからの情報提供にとどまらず、現場のお声をお聞きする貴重な機会となりました。

いったん災害が起これば全員が被災者です。

災害弱者を埋もれさせたり後回しにされたりしないよう、地域の中での仕組み作りをお伝えし、お手伝いして行きますのでどうぞお気軽にワンオールまでご連絡ください。

 

 

 

災害に備えた地域での支え合い研修会

 今年で3回目を迎える「災害に備えた地域での支え合い研修会」が12月10日(月)に中央区のかでる2・7で開かれました。

 この研修会は、「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業」を広く周知するとともに、特に障がいのある方の避難支援に関する理解を深め、参考となる町内会・自治会等の取組を多くの方々に知っていただくことを目的に開催されたものです。

 今年は9月の胆振東部地震があり、皆さんの関心も高く、会場のかでるホールがいっぱいになる四百数十名のご参加をいただきました。

 町内会の方々はもちろんのこと、福祉事業所、行政、支援学校、また個人のお立場でのご参加も見受けられました。

 「避難行動要支援者名簿提供について」「自主防災活動について」「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート業務について」の行政説明があり、基調講演として、レスキューストックヤード常務理事の浦野愛様からご講演いただきました。

 浦野様は学生時代に経験された阪神・淡路大地震の被災地支援ボランティアを始めとして、災害時要援護者への支援事業を中心に、地域防災・災害ボランティア等、各種講演会・講座講師、支援プログラムの企画・運営等、現場に根ざした豊富な経験をお持ちの方です。

 講演の中では、その豊富な経験をもとに実例をあげて災害時に起こり得る事や課題、そこへの対処等、数々のヒントを示してくださいました。

 これに続く町内会からの発表では、見守り活動から発展した清田区絆の会の障がい者とともに行った避難訓練の取組や、今回の胆振東部地震における東区北光町内会の自主的な避難所運営の様子などに会場から静かな感動の声があがりました。

 

 研修後のアンケートでも事例や取組に対する共感の声が多く寄せられ、町内会や事業所からのお問合せ、ご依頼も頂いております。これを有意義な機会にしようと企画を練っているところです。

 先日は平岸での爆発事故もありました。災害はいつ、どこで、どんな形でやってくるか予想がつかない現状です。ひとりひとりが備えをするとともに、必要な助けが適切に届くためには何をすればいいのか、あらためて考えるきっかけとなった研修会でした。

平成30年度ワン・オール主催 「人材育成」と「スキルアップ」研修

 9月21日

 ワン・オール主催の「人材育成」と「スキルアップ」研修が、札幌市視聴覚障害者情報センター2F大会議室において開催されました。

 今回のテーマは「家族」です。

 フリーソーシャルワーカーの木村晃子氏をお招きし、「家族を理解する~家族システムから学ぶ相談支援の視点」について講演していただきました。

 研修は、最初に「家族を理解すること」「家族の構造理解(家族システム論)」という知識を学座学。

 

 その後二人一組になっての「ジェノグラム面接演習」

 グループワークを織り交ぜた「事例から家族を考える」時間など行いました。

 参加者の皆さまからのアンケートでは、「本人を理解するために、背景にある家族にことを理解したい。」「ジェノグラムが、家族、本人の歴史を語るものだと気づいた。」「家族支援について、もっと学びを深めたい。」等の感想が寄せられており、充実した研修となりました。研修の継続を望む声も聞かれました。

 参加された皆さま、ありがとうございました。

 

 

平成30年度 新任職員研修

 5月29日(火)13:00~17:00

 ワン・オール主催の「新任職員研修」が、札幌市役所8階1号会議室において開催されました。

 まず最初に、札幌市障がい福祉課からは、「行政の立場から見た相談支援と協議会」について。ワン・オールからは、「札幌市の相談支援の歴史と協議会」という内容で話がありました。

 続いて、北星学園大学の永井順子教授をお招きし、「ソーシャルワークの理念と障がい者への相談支援」について講演していただきました。

 研修参加はワン・オール、障がい福祉課含め27名、14相談室でした。

 参加者の皆さまからのアンケートでは、ソーシャルワークの歴史や理念、意味がわかった。相談支援事業所の役割がたくさんあることや必要性が高いことが分かったなどの意見、感想が寄せられており、充実した研修になりました。

 参加された皆さま、ありがとうございました。