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令和3年度ワン・オール主催「人材育成」と「スキルアップ」研修

令和4年3月15日(火)

 令和3年度のワン・オール主催「人材育成」「スキルアップ」研修が、zoomによるオンラインで開催されました。今回は、指定相談支援事業所、委託相談支援事業所の相談員を対象に、44事業所60名というたくさんの方にご参加いただきました。

 今年度は「(改めて)計画相談支援マニュアル改正と活用のポイント&委託相談・指定相談の実践報告・情報交換会」をテーマとして、2部構成の研修会でした。

 前半の「計画相談支援マニュアル改正と活用のポイント」については、札幌市役所 札幌市保健福祉局 障がい保健福祉部障がい福祉課 担当主査より、事前に参加者の皆様からいただいた質問に答えていただくという形をとり、その後、参加者の皆様で計画相談実践におけるグループワークを行いました。後半は「委託相談・指定相談の実践報告・情報交換会」ということで、各区で実施されている委託相談と指定相談の実践報告を白石区、清田区、豊平区から行っていただき、実践報告後は、各区に分かれて今後自区でどのような連携ができるのかをテーマにグループワークを行っています。

 昨年度はコロナの状況がひどく、ワン・オールも皆様にお役にたてるようなオンライン研修を実施するだけの技量がなかったこともあり、「人材育成」と「スキルアップ」研修の実施は見送らせていただきました。

 今年度もオンライン研修とはいえ、コロナ禍ということもあり、実際に研修が実施できるのだろうか?という不安のなか、年度末ぎりぎりに開催となりました。準備不足や参加者の皆様にご迷惑をおかけすることも多々あったのですが、何とか研修を終了することができ、とてもホッとしています。講師や実践報告でご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 アンケート結果も概ね好評で、ご意見・ご感想もたくさんいただきました。皆様からいただいたご意見をもとに、改善できるところは改善し、令和4年度も相談支援事業所の皆様の日々の実践のお役に立てるような研修を企画・実施していけるようにしていきたいと考えています。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

あんしんのまちコーディネート事業 動画撮影を行いました!

1月22日

 ついに企画から約2年の月日を経て、あんしんのまちコーディネート事業に関わる『要配慮者(身体障がいのある方)への自宅訪問編』の動画の撮影を行いました。
 折しも、朝から雪が降り続き、オミクロン株の感染が増え続ける札幌市内、「本当に撮影ができるのか?」「撮影しても大丈夫か?」という不安や葛藤を抱えつつ、出演者として協力いただく皆様や撮影スタッフの方達とも確認し、【感染対策を万全にする!】【できるだけ短時間で撮影を終了する!】を合言葉に、撮影を行いました。

 当日やむことなく降り続ける雪にも負けず、撮影場所のE様宅に到着。(あんまちアドバイザー スタッフK氏の安全運転に感謝です)
 全員手指消毒、アクリル板など感染対策を講じ、カメラなど撮影準備を開始し、まず最初は外での撮影です。

 左の写真が、企画・脚本・演出・撮影・監督その他諸々担当のワン・オールスタッフT氏。この日誰よりも動いていました!!

 本当に雪がすごかったので、一発で撮影が終わるように、出演者の代わりにスタッフK氏と相談室あゆみY氏でリハーサル。監督も入念にカメラ準備し、映像イメージを固めます。

 そんな入念な準備の成果か、外での撮影は一発OK! 俳優のお二人(K様、W様)もとても自然な演技でした。

 寒い外での撮影は早急に終えて、次は家の中での撮影に移ります。
 まずは玄関先での撮影。ここからは、E様も登場です。実際の立ち位置とカメラに収める画像の違いもあり、我々撮影素人のスタッフ陣も試行錯誤しながら、出演者に色々な立ち位置をお願いしていきます。

 次は、メインの面談場面の撮影です。監督と出演者も真剣に取り組みます。
 監督のカメラワークもだんだん慣れてきたのかスムーズに。

みなさん、脚本の言葉を自分の言葉に変換して自然な演技。

1シーンを取り終わるごとに監督とスタッフ陣で映像チェック。監督の「OK!」の声もさまになってきました。

もちろん撮影の合間の休憩(換気)もこまめに行います。次のシーンの確認や俳優陣へのフォローもしっかりと(スタッフK氏の細やかな気遣いは見習いたいです。名ADでした~)
こんなやり取りが計12シーン。

そして、E様の個別のインタビューを撮影して、クランクアップ!

突然の無茶なお願いにも関わらず、出演を引き受け出演いただいた3名の皆様。
とても素敵な演技でした★
クランクアップの花束を用意し忘れてしまったのが、スタッフの痛恨のミス!!

そして、この日撮影に参加したメンバー全員で記念撮影。

もちろん最後に、使用させていただいたE様のお部屋をきれいに消毒して撤収。
皆様のご協力のおかげで、想定していた時間よりも早く撮影終了することができました。
本当にお疲れさまでした!!撮影にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!!

では、この後「編集」というまた難しい役割も担うことになっている、本動画の監督から一言ご挨拶です。

『町内会では、見守り活動を熱心取り組まれているところが多いですが、高齢者が中心かと思います。この動画は、地域に住む障がいのある方に対する避難支援のきっかけになればと思い、町内会向けの動画として制作を開始しました。令和2年度から動画制作の準備を行い、全ての工程が初めての経験でした。ワン・オールスタッフで作った試作動画を色んな方に観ていただいて出来た脚本、コロナ禍による影響で町内会活動の自粛要請、出演者の調整など、撮影日までの道のりは非常に遠かった…。しかし、色んな方の協力を得て撮影することができました。感謝しかありません。令和3年度中に2本の動画を作成する予定で、現在、資料づくりや編集を行っています。まだまだ作業途中ですが、少しでも皆さんの活動の役に立てるよう頑張ります!!ちなみに、声がステキな方がいらっしゃいましたら、自薦・他薦は問いません。この動画のナレーションに協力いただけると助かります!!』

 

札幌弁護士会、おがる、ワン・オール共催研修

1月19日

 司法と福祉の連携を学ぶことを目的に毎年行っている、札幌弁護士会 高齢者・障害者支援員会、札幌自閉症・発達障がい支援センターおがるとワン・オールの共催研修を開催しました。弁護士、相談支援専門員、就業・生活支援センター相談員など、30名弱のご参加をいただきました。

 テーマは「医療観察法を学ぶ」です。平成30年度にも一度同じテーマで研修会を開催しましたが、今回は4月から北海道に開設される北海道大学病院付属司法精神医療センターの賀古医師をお招きして、「医療観察法の実際~北海道初の指定医療機関の始動に向けて」というタイトルでお話をいただきました。講義の後は、札幌保護観察所の役割についても説明いただきました。

 お二人からのお話の後、質疑応答や意見交換の時間として、講義をいただいた賀古先生に加えて、医療センターの2名のPSWの方、札幌保護観察所の社会復帰調整官、相談支援事業所の相談支援専門員を交えてざっくばらんなやり取りを行いました。

 医療センターの治療・プログラムのことや医療センターでのPSWの役割、対象者の方が退院する時の地域(相談支援事業所等)との連携、保護観察所の社会復帰調整官との役割分担、医療観察法という制度そのものについて・・・等々、具体的な質問や意見交換、現状の説明などがあり、事務局として十分な時間を確保していたつもりでしたがあっという間の2時間でした。医療観察法を学ぶというテーマから、改めて司法と福祉と医療の連携の大切さを学ぶことができました。

 お忙しいなか講義や説明いただいた皆様、遅い時間でしたが申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来年度もまた皆様のお役に立てるような司法と福祉の連携を考える研修会を企画していければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【あんしんのまちコーディネート事業】西岡サニーヒル町内会 役員会研修

1月8日

 豊平区の西岡サニーヒル町内会さんよりご依頼いただき、役員会にて「障がいのある方との接し方」という内容でお話をさせていただきました。

 ワン・オールが研修に呼んでいただいたきっかけは、西岡サニーヒル町内会が、昨年11月に豊平区役所へ避難行動要支援者名簿を申請し、12月の名簿取得の時に、あんしんのまちコーディネート事業のコーディネーターとしてワン・オールスタッフも同席させていただいたということから始まっています。

 西岡サニーヒル町内会は、平成21年度から「災害時要援護者支援事業」を行っており、災害発生時において、避難が困難な方(要援護者)と要援護者の避難を支援する方(支援者)を町内会で把握し、それを名簿化して、日々更新を行うとともに、毎年、該当者を対象とした連絡伝達訓練、実際の避難訓練を実施しているとのことです。

 今回は町内会独自に名簿整理や避難訓練してきましたが、名簿から漏れている方がいるのではないかと思い、行政へ避難行動要支援者名簿を申請。町内会に障がい者の方はいるようだが、町内会役員は障がい特性や配慮のポイント等はわからない。その状況で訪問するわけにはいかないので、研修の機会をつくりたいということで、今回の研修のご依頼をいただきました。

 当日は10名ほどの役員さんと西岡まりづくりセンター所長もご出席いただきました。ご依頼いただいた「障がいのある方との接し方」についての内容と併せて、避難行動要支援者名簿取得やあんしんのまちコーディネート事業のご案内もさせていただきました。説明の後にはいくつか質問もいただき、また西岡サニーヒル町内会の町内会における避難支援の取り組みやこれから考えている事などお聞きでき、ワン・オールスタッフも勉強になりました。

 ぜひこれからの西岡サニーヒル町内会さんの活動にあんしんのまちコーディネーターとして継続的に関わらせていただければと思っております。

 研修をご依頼いただいた西岡サニーヒル町内会役員会の皆様、ご出席いただいた西岡まちづくりセンター所長様、町内会との橋渡しをしていただいた豊平区役所保健福祉課活動推進係様、ありがとうございました。皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

あんしんのまちコーディネート事業 動画作成に向けた出演者打合せ②

 1月8日

 前回(12月8日)から引続き、あんしんのまちコーディネート事業による、町内会さん向けの動画制作の打合せを行いました。 2名の方はzoomによるオンライン参加になりました。本当は直接会って顔合わせが出来たら良かったのですが、それでもオンラインというこの2年くらいに普及したツールを使い、予定どおり打合せができて良かったです。

 今回は、出演者全員による顔合わせと台本チェック、撮影日当日のコロナウイルスの感染対策などなど、より具体的な内容の打合せを行いました。 出演者の皆さんから「こんな話し方の方がわかりやすい」「この言い回しだと伝わらないのでは?」等々、ご意見もいただき、あとは感染対策を整えて撮影日をむかえるのみです。

 撮影日は1月末。出演者、撮影スタッフ一同体調を万全に整えて、そしてこれ以上札幌市内の感染状況が悪化しないことを願って、当日にむけて準備を整えていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

ピアサポーターの活動紹介です。

 急な積雪で一気にクリスマス感も高まった中、ピアサポーターさんが、活動を通して関わった方々へ、クリスマスカードの送付準備をしています。

精神科病院へ入院されている方、病院から退院して地域で生活をされている方々へ、クリスマスのお便りです。

ワン・オールでは、入院中も季節感を感じてもらいたい、地域にはピアサポーターがいることを忘れないでほしい。そんな思いから、毎年クリスマスにカードを送っていました。

コロナ禍で病院訪問も中々できなくなった昨年から、一枚一枚手作りをしています。今回は、その様子と完成をしたカードの紹介です。

ピアサポーターさんの想いが皆様に届きますように!

 

 

動画制作に向けた出演者打合せ①

 昨年度末より、町内会の防災の取組みを支援していくことを決めて取り組んできたわけですが、コロナウイルスの影響から町内会活動の自粛要請によって、この活動も停止していました。

 感染者数が減少してきたことから、動画制作が1年ぶりに再開となります。当所としては、この動画によって、防災に取り組む町内会が活動しやすくなったり、地域に住む障がいある方の理解や支援に繋がればと思っています。

 動画制作自体が初めてのことで、試行錯誤しながら準備をしている状況です。今日は当事者役の方で、地域に住む身体障がいのある方・関係者で事前の打合せを行いました。今週は町内会役の方とも打合せを予定しています。年明けに撮影予定で、何とか年度内には完成を目指します。

11/26(金)平岡雪割草町内会さんと打合せ

 平成30年北海道胆振東部地震から3年が経過して、地震災害への取組みの必要性を町内会長の皆様が感じておられ、平岡雪割草町内会として活動に取り組みたいとのことで、ご相談いただきました。ありがとうございます。

 町内会の課題や取り組む姿勢などを伺い、町内会の中で確認していくことがたくさんあって大変かと思いますが、「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業」を活用いただく中で、町内会の皆様と一緒に試行錯誤しながら進めていけたら良いなと思っています。

 当所としては、町内会活動の広がりや学びが深まるようなサポートをさせていただきたいですし、地域特性や町内会の状況に合わせて取り組んでいきたいと考えております。お電話やメールからお気軽にお問い合わせください。

あんまち事業報告書(令和2年度)の封入作業

 今日は「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業(通称:あんまち事業)」で令和2年度に取り組んだ活動を事業報告書(令和2年度)としてまとめました。関係各所へ送付しております。

 今回の事業報告書では、コロナ禍で町内会活動の自粛が続く中、防災活動に取り組まれた地区等の紹介を行っています。今年度の上半期は関係団体の活動自粛が継続していましたが、緊急事態宣言解除後の下半期は、本事業の周知を積極的に行いつつ、コロナ禍でも参加しやすいようオンラインでの研修等を企画していく予定です。

 

 なお、事業報告書はワン・オールかべ新聞に掲載されています。是非、ご覧ください。

 ※ワン・オールかべ新聞「災害支援情報面」

令和3年度ワン・オール主催研修「新任職員研修」

令和3年7月12日(月)13:00~17:30

 ワン・オール主催の令和3年度の「新任職員研修」が開催されました。

 昨年度は新型コロナウイルス感染予防のため、研修開催ができず資料提供のみとなりましたが、今年度はオンライン研修という形で開催し、7事業所17名の方に参加いただきました。

 研修内容は、札幌市障がい福祉課から「行政の立場から見た相談支援と協議会」について、ワン・オールから「札幌市の相談支援の歴史と現状」という内容です。

 新任職員研修なので、まずは札幌市の相談支援事業の体制についての基礎を皆様に聞いていただいています。研修終了後のアンケートでも「改めて聞くことが出来て良かった」などの感想がありました。

 

 続いて北星学園大学の永井順子教授から、「ソーシャルワークの理念と障がい者への相談支援」の講義をいただきました。令和元年度にもお話をいただき大変好評だった内容です。

 今回はzoomならではの投票制度を使用し、永井先生からの質問に皆さんが答える場面やブレイクアウトルームという機能を使い、オンライン上でグループワークをしてもらう等、同じ場所に集まることは出来ませんが、オンラインで出来る機能を工夫しながら研修を組み立てていただきました。

 アンケートの感想では「ソーシャルワークの定義と現状について考えさせられた」「グループワークなどを行い、皆さんのいろんな意見が聞けてとても有意義でした」などの感想がありました。

 オンライン研修に参加するのは初めてという方もいましたが、皆様パソコン操作も特に問題なく、無事に研修を終了することができました。ワン・オールもオンライン研修を主催するのは初めてだったので、無事に終了することができとても安心しました。

 まだまだ新型コロナウイルスについては油断できない状況ですが、今後もワン・オールでは、出来ることを模索し工夫していきながら、皆様の実践に役立つ研修を企画、実施していければと思います。参加していただいた皆様、ありがとうございました。

 なお、本研修の資料とアンケートを公開しています。ご入り用の方は以下からご確認ください。※ワン・オールかべ新聞「研修情報面」