月別アーカイブ: 2023年3月

【あんしんのまちコーディネート事業】令和4年度第1回外部アドバイザー会議

 3月23日(木)

「誰もが住みやすいあんしんのまちコーディネート事業」の外部アドバイザー会議を開催しました。

 あんまち事業では、ワン・オールスタッフが行っているコーディネーター業務に対して、災害支援施策について情報提供、支援体制への助言、支援団体への支援など、災害支援について幅広い知見からご意見、助言を外部機関に所属するアドバイザーの皆様にアドバイスをお願いしています。

 例年、年2回開催している外部アドバイザー会議でしたが、昨年度はコロナ禍であんまち事業の動きそのものがあまりなかったということもあり、未実施でした。そのため、今年度は1年ぶりのアドバイザー会議の実施となりました。

 会議の内容は、あんしんのまちコーディネート事業の令和4年度の活動報告および令和5年度の活動計画の報告。そして出席者による意見交換をざっくばらんに行いました。

 要配慮者避難支援については、町内会だけではなく障がいのある当事者のみなさんや日々障がいのある方達の支援を行っている障がい福祉のサービス事業所への周知や活動も今後必要になっていくということ。地域には様々な住民が生活しているということを考えると、障がい分野だけではなく、他領域との連携が必須であること等が意見交換の中で改めて確認されました。

 令和5年度はコロナ禍で開催ができなかったカナモトホールでの研修会の再開も予定しています。今回の外部アドバイザー会議でいただいたご意見・ご助言をもとに令和5年度も微力ではありますが、札幌市の避難支援の取組の一つとして、あんしんのまちコーディネーター事業を通して町内会と地域で暮らす障がいのある方がつながる機会が増えていくお手伝いができればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

ワン・オール主催 令和4年度「人材育成」と「スキルアップ」研修

3月17日(金)

年度末も差し迫ったなか、令和4年度ワン・オール主催「人材育成」と「スキルアップ」研修を開催いたしました。

コロナ禍になってから、ワン・オールの研修もすべてzoomでの研修としてきましたが、今回は約3年ぶりに集まっての研修会となりました。

テーマは「対象者理解を深める事例検討」事例検討にて対象者理解を深めつつ、事業所内やその地域にて事例検討を行う場を作っていくこと、また事例検討と計画相談支援との関係性について制度確認などを行いました。

コロナも落ち着いてきたとはいえ、久しぶりの参集する研修会の企画です。どのくらい参加してくれるかと思っていたのですが、当日は40名ほどのご参加をいたたくことができました。グループワークの時間は、皆さん久しぶりに対面でお会いする方も多かったためか、研修後のアンケートで「グループワークの時間が足りなかったです」というご意見もあるほど、積極的な意見交換が行われていました。

この3年ほどでリモート研修の機会もずいぶん増えたのですが、やはり直接会うこととで研修で学ぶだけではなく、同じ相談支援専門員としての情報交換やつながりの機会も必要とされていると実感しました。

アンケートでもたくさんのご意見をいただきましたので、次年度のワンオール主催研修に役立てて行きたいと思います。事例検討にご協力いただいた皆様、研修にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

北区地域部会全体会及び交流会

令和5年3月15日(水) 18時30分

 令和4年度 北区地域部会全体会及び交流会が開催されました。

 今回は、会場とオンラインのハイブリッド形式で全体会を行い、約40名の方が参加されております。会場から参加した様子について報告させていただきます。

 まずは2022年度の活動報告があり、運営委員会・こども部会・相談支援部会より取組みの成果について説明がありました。また、令和5年度の地域部会運営委員に新規で入られる方の紹介等もあって、たくさんの方が北区地域部会に参画し、精力的に活動を展開されています。

 交流会では、「重度訪問介護(非定型)の現場と人権擁護について」をテーマに発表がありました。①ノーマライゼーション・重度訪問介護についての歴史や重度訪問介護の必要性、②非定型支給決定の利用者さんに関わるヘルパー事業所の現状と支援体制、③当事者のコロナ罹患による入院時の現状について話され、その後、グループワークで意見交換を行っています。

 

 

 

 

 全体共有では、発表を聞いての感想、重度訪問介護を利用されている方の生活を知る機会や考えることができたとありました。北区地域部会ではコロナ禍での工夫として、ハイブリッド形式で研修会を行っており、令和5年度も様々な学びや交流会を企画していきたいと話され、全体会は大盛会でした。

東区地域部会全体会

令和5年3月7日(火) 18時30分

 障がいがあっても住みやすい東区をつくろう!~重度障がい者の地域生活について知ろう!~をテーマに、東区地域部会全体会が開催されました。

 今回は、会場とオンラインのハイブリッド形式で全体会を行い、約50名の方が参加されております。会場から参加した様子について報告させていただきます。

 全体会の冒頭で、札幌市自立支援協議会や、その部会の1つである東区地域部会についての紹介、ネットワーク部会及び子ども部会からの活動報告がありました。コロナ禍でも事業所同士の連携や情報共有を重ねており、令和5年度の展望についても説明されております。

 続いて、『重度障がい者に関するアンケート実施結果概要』として、東区内で重度障がい者が生活する上での困り事を調べ、地域課題を抽出することを目的に実施したことを報告。本人・家族・支援者より合計46件の回答があり、①支援に関する課題、②サービスの提供体制整備の課題、③児童から成人のサービスに切り替わる課題、④移動に関する課題、⑤その他課題の5つに整理をして、現在、東区地域部会で対応等について検討していると話されています。

 このアンケート結果を踏まえて、『重度障がいをお持ちの方の地域生活を紹介』を行っています。内容は、①重度の身体障がいをお持ちの方の生活、②強度行動障がいをお持ちの方の生活について、共同住宅やご自宅での生活、外出時の一場面を動画視聴しながら解説をいただきました。話には色々聞いていても、まさに百聞は一見に如かずで、重度障がいの方の生活や現状を見て考える機会となったと感じました。

 最後に、グループ交流を行い、「重度障がいをお持ちの方の日常生活を見た感想」「どうすれば重度障がいをお持ちの方が安心して地域で暮らせるのか」について意見交換。参加された方々より、重度障がいに関する現場での課題や工夫、コロナ禍での対応・苦労等が共有されています。これまでオンラインで集まることが多く、対面で久しぶりに皆さんに会えたことで、連携の必要性や対面で共有することの大切さを改めて確認できたという声が多数あり、全体会は大盛会でした。

 取材にご協力いただいた、東区地域部会の皆様、ありがとうございました。