1月28日(水)14:00。
ワン・オール主催の「人材育成」と「スキルアップ」キックオフ研修を開催し、札幌市内で「障がい者相談支援事業」の委託を受けている事業所に所属する36名の方々の参加がありました。
前半は、北星学園大学福祉臨床学科社会福祉学部福祉臨床学科教授の田中耕一郎先生から「障害者問題とは何か~相談支援専門員に求められる「価値」「知識」「技術」~」と題した講義をしていただきました。「個人モデル」とこれまでの障害者運動から「社会モデル」にいたる経過、「社会モデル」がもたらした障害者の立場の変化や障害者の権利、「社会モデル」の限界、さらに相談支援専門員に求められる専門性についてなどをお話いただきました。
研修の後半は講義の中で話された、「価値的要素」、「知識的要素」、「技術的要素」に分けることができる相談支援専門員の専門性などをもとに、相談員の人材育成・スキルアップのための研修を考えるグループワークを行い、今後実施する研修の候補となるアイディアを出し合いました。このアイディアについては、2月10日に開催される札幌市自立支援協議会相談支援部会定例会で一定の整理をしたものをお伝えする予定です。今回出されたたくさんのアイディアは、「人材育成」と「スキルアップ」研修の今後の実施につながっていきます。
今回の研修資料のうち、田中先生の講義資料につきましてはこちらこちらからご覧いただけます。
また、北海道自立支援協議会人材育成部会で検討をされた「北海道における障害福祉サービスに従事する人材の育成のあり方」についての資料は、今後どこかのタイミングで北海道のホームページにアップされる予定とのことです。
(hay)