第3弾 委託相談支援事業所との懇談会

2月13日(金)。
 先々週、先週に続き、委託相談支援事業所のみなさんに区単位で集まっていただき、お話を伺う企画。本日はその最終日。
 本日は、午前中に中央区<地域生活支援センターさっぽろ、相談室ぽぽ>、午後は北区<相談室ぽらりす、相談室つぼみ、相談室らっく>、東区<相談室あさかげ、相談室セーボネス>にお邪魔してきました。内容はこれまでと同じく、①各区の地域部会の状況 ②区の相談支援体制の課題 ③精神科退院時の支援 ④ワン・オールへの要望などについてお聞きしたほか、ワン・オールからもお手伝いいただきたいことをお願いしてきました。
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 これまでの懇談会と同様、その区、その相談室にお邪魔して、直に相談員の方々からお話を伺うことが大切だとしみじみ感じました。それはちょうど、相談にいらした方の言葉のはしはしに込められた思いが、実際にその方の活動先やご家庭に訪問させていただいた時に、言葉でなく体で感じることに似ているようにも思います。

                                                    (中央区の相談室のみなさん:地域活動支援センターさっぽろにて)
 どの区、どの相談室にお邪魔しても、異口同音に「他の区はどうやっているんでしょうか?」と尋ねられました。それは、例えば地域部会は何人くらい集まっているものですか?とか、運営会議の進行は固定制ですか?交代制ですか?など細かいことです。
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       (北区の相談室のみなさん:相談室ぽらりすにて)                 (東区の相談室のみなさん:相談室あさかげにて)
 札幌市の今年2月1日の人口は1,943,372人。一番の人口の多い 北区は283,936人、一番少ない清田区でも 116,237人。障がい福祉に限らず、区ごとに色々なことが進んでいるようです。『札幌』というひとかたまりではなく、まずはそれぞれの『区』のことをもっと知りたいと思わされました。全区のお話を聞いた結果は、まとめて報告する予定です。                                              (oku)

豊平区地域部会 運営委員会

 2月10日18:30。
 豊平区保健センター2階講堂で2月の運営委員会が開かれました。
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 議題は、①このブログでもご紹介した新年会の振り返り ②2月26日(木)18時からに豊平区保健センター2階講堂で行う、児童発達支援事業・放課後等児童デイサービスの方に集まっていただく「茶話会」の確認 ③新年度の活動について意見を出し合う予定の3月の定例会の内容の確認などでした。たくさんの参加者を集めるための工夫や来年度のイメージも話し合われたほか、事務局体制のあり方についても意見交換されました。
 今後の活動については、案内等ができ次第
                                      ホームページでもご紹介する予定です。
                                                            (oku)

相談支援部会定例会

2月10日(火)15:00

相談支援部会定例会が開催されました。

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冒頭で、「さっぽ・こども広場」について、こども未来局の療育指導係長から情報提供をいただき、意見交換が行われました。この情報提供が行われた経過については、以前『課題調べシート』でさっぽ・こども広場や、保健センターに関係する課題の報告がされたことを受けてのものでした。DSC02298

 

その後は、今年度の相談支援部会で中心的なテーマになっている『委託改革推進』にまつわる報告や検討のほか、新たな『課題調べシート』についての共有や、3月に開催する相談支援部会全体会についての確認などがされました。

今回の定例会の中で報告のあった、相談支援部会企画推進室研修会については、こちらから案内や申込用紙がダウンロードできます。

(hay)

ピアサポーター配置事業所意見交換会

2月10日(火)午後。
相談支援部会定例会の前の時間を使い、「ピアサポーター配置事業所意見交換会」が開かれました。
第1回はH26年1月。この日は通算5回目の集まりでした。
札幌市の委託相談支援事業(正式には「札幌市障がい者相談支援事業」)には、『ピアサポーター配置業務』という仕事があり、障がいをお持ちの方がピアサポーターとして活動して、個別の相談支援業務や勉強会、地域への啓発活動等をするように決められています。
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このピアサポーター 配置業務を担っている相談支援事業所は、現在5ヵ所。各事業所の取り組み状況の共有や、事業の課題について整理しています。
併行して、ピアサポーターさん自身による交流会も3ヶ月に1回程度開かれています。両者合わせて、より良いピアサポーター活動の展開を目指しています。
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第3回重複障がいに関する課題整理係る有期プロジェクト

2月9日(月)午後。
市役所本庁舎で第3回のプロジェクトが開かれました。『まちの課題整理プロジェクト』(通称「まちプロ」)から提起された重症心身障がいの方をはじめ障がいが重く重複している方の課題や支援について、一定の方向を出すために作られた集まりです。
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第2回に続き、札幌市の現状を確認しながら、道北地域や旭川市の取り組み状況、支援策の新しい提案などについて話し合われました。

*厚生労働省の平成25年度重症心身障害児者地域生活モデル事業(←クリックすると報告書が見られます)で作成された宗谷地域の「重症心身障害児者居住・資源マップ」。市町村ごとに、児童発達支援、生活介護、短期入所、居宅介護、訪問看護、その他の事業所で重症心身障害児者を支援している事業数を表記しています。

課題解決に向けては①既存事業の精査と改善策の検討②既存事業を有効活用するための方策検討③新しい支援策の検討などが考えられます。しかし、現状では全市的な実態がつかめず、医療的ケアなどを含め現状把握に取りかかることになりました。
20150209tyouhukuPT2具体的には、居宅介護事業所や訪問看護ステーション等へのアンケート調査を予定しています。
3月に開かれる第4回の集まり向けて、数人のメンバーで調査項目等についてたたき台を作ることになりました。

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(↑旭川市訪問看護ステーション連絡協議会作成のパンフ→) 

*訪問看護ステーションの名前、住所、連絡先の他に、小児の対応、経管栄養・人工呼吸器・気管カニューレ等への対応状況がひと目で分かるようになっています。
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第2弾 委託相談支援事業所との懇談会

 2月6日(金)。
 先週金曜日(1/30)に続き、委託相談支援事業所のみなさんに区単位で集まっていただき、お話を伺う企画の第2弾。
20150206minamiku2 本日は、午前中に南区<相談室ほくほく、ほっと相談支センター>、午後は手稲区<相談室ていね、相談室こころていね>、西区<相談室すきっぷ、相談室ぽれぽれ>にお邪魔してきました。先週と同じく、①各区の地域部会の状況 ②区の相談支援体制の課題 ③精神科退院時の支援 ④ワン・オールへの要望などについてお聞きしたほか、ワン・オールからもお手伝いいただきたいことをお願いしてきました。
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     (南区の相談室のみなさん:相談室ほくほくにて)

 先週お邪魔した区を含め、どの区、どの相談室も、従来からの相談に加えサービス等利用計画に関する相談が増え日常の相談活動に大変努力されていること、その中で安定して相談員を確保することやスタッフ育成に苦労されている様子などが分かりました。
                              
20150206nisiku2                  (手稲区の相談室のみなん:相談室ていねにて)
 また、区内の指定相談支援事業所のみなさんと合同で、仕事が終わってからの数時間、月1~2回のペースで半年間、「新任研修」を実施し、深い繋がりを作ってきた経験もお聞きできました。
 先週に引き続き、ペーパーで区の状況を把握するだけでなく、その場、その区、その相談室にお邪魔し、相談員の方々から直接お話を伺うことが重要だと感じさせられました。
  (西区の相談室のみなさん:相談室すきっぷにて)                                        (oku)

西区地域部会 事務局会議

2月5日(木)18時00分。

DSC_0509西区地域部会事務局会議に参加させていただきました。今回は、1月に開催された「元気のでる交流会!パート11」の振返りや、2月26日に開催される全体会(平成26年度第6回)のほか、区内相談支援事業所の連携についての話し合いがされていました。詳細は今後あらためてお伝えします。

(hay)

室蘭市にお邪魔してきました

 2月4日(水)午後。室蘭市民会館。
 「室蘭市障がい者総合相談支援室・げんせん室長の I さんから声をかけていただきました。キッカケは、ご一緒した北海道相談支援従事者研修のグループワーク。当初は自立支援協議会の研修として企画されていたそうですが、最終的には市の『障がい者理解促進事業』の研修会と位置づけられたとのことでした。

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 「地域で支え合う社会の実現」というテーマをいただき、札幌市の相談支援や自立支援協議会の取り組み状況、障がいの方をめぐる『地域』や『支援』の状況とこれからの考え方、身近な地域の人たちで支えあうひとつの取り組みとして札幌市が行っている「ぬくもりサポート事業」の紹介などを行ってきました。

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 研修会終了後、げんせんのスタッフのみなさんと、いただいた冷たいカフェラテを飲みながら、相談支援活動の苦労話などを伺いました。同じような課題や悩みをもちながら進んでいるのだなぁと感じました。

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会場の「室蘭市民会館」
複合商業施設 ”ぷらっと。てついち” が 併設!

 室蘭市の人口は89,380人(H27年1月末)。
 市から委託を受けている相談支援事業所は「げんせん」と「室蘭市相談支援センター らん」の2ヵ所。相談支援事業所1ヵ所当たりの人口は44,690人。札幌市は人口1936,016人(H27年1月1日)、委託相談支援事業所はワン・オールを入れて20ヵ所で1ヵ所当たりの人口は96,800人。20150204muroran5
 相談支援事業はどんな役割を発揮するのか、できるのか。それぞれの街で「地域で支え合う」をどう作るのか。人口密集度、交通の利便性、諸サービスの充実度など、単純には比較できませんが 考えさせられました。

                                           「雪がない!!」と驚いた東室蘭駅
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第1弾 委託相談支援事業所との懇談会

 1月30日(金)。
 かねてからお願いしていました委託相談支援事業所との懇談会。区単位で集まっていただき、相談支援等に関する区の状況を教えていただこうと企画しました。
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   (白石区の相談室のみなさん:相談室きよサポにて)         (豊平区の相談室のみなさん:相談室みなみにて)
 本日はその第1弾。午前中は白石区<相談室あゆみ、相談室きよサポ>、午後のはじめに豊平区<相談室みなみ、相談室きらら>、続いて清田区・厚別区合同<相談支援事業所ノック、ますとびぃー>にお邪魔してきました。
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お聞きしてきたことは①各区の地域部会の状況 ②区の相談支援体制の課題 ③精神科退院時の支援についてなどでした。その他、ワン・オールからお手伝いいただきたいこと等についてもお願いさせていただきました。

 

 (清田区と厚別区の相談員のみなさん:ますとびぃーにて)
 それぞれ1時間20分ほどお時間をいただき、普段苦労されていることや課題と感じていることなど、貴重なお話を伺うことができました。
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              第3弾まで実施させていただき、
              結果をまとめて行く予定です。
                  ”ざっくばらん”な懇談とお願いしていたら、
                  「ざっくばらんならお菓子でしょう!」と差し入れて
                  いただいたお菓子たち。きららTさん、ありがとう
                  ございました。

                                                    (oku)

「人材育成」と「スキルアップ」キックオフ研修 開催報告

1月28日(水)14:00。

ワン・オール主催の「人材育成」と「スキルアップ」キックオフ研修を開催し、札幌市内で「障がい者相談支援事業」の委託を受けている事業所に所属する36名の方々の参加がありました。IMG_0141

前半は、北星学園大学福祉臨床学科社会福祉学部福祉臨床学科教授の田中耕一郎先生から「障害者問題とは何か~相談支援専門員に求められる「価値」「知識」「技術」~」と題した講義をしていただきました。「個人モデル」とこれまでの障害者運動から「社会モデル」にいたる経過、「社会モデル」がもたらした障害者の立場の変化や障害者の権利、「社会モデル」の限界、さらに相談支援専門員に求められる専門性についてなどをお話いただきました。

IMG_0127研修の後半は講義の中で話された、「価値的要素」、「知識的要素」、「技術的要素」に分けることができる相談支援専門員の専門性などをもとに、相談員の人材育成・スキルアップのための研修を考えるグループワークを行い、今後実施する研修の候補となるアイディアを出し合いました。このアイディアについては、2月10日に開催される札幌市自立支援協議会相談支援部会定例会で一定の整理をしたものをお伝えする予定です。今回出されたたくさんのアイディアは、「人材育成」と「スキルアップ」研修の今後の実施につながっていきます。

IMG_0131     IMG_0137今回の研修資料のうち、田中先生の講義資料につきましてはこちらこちらからご覧いただけます。

また、北海道自立支援協議会人材育成部会で検討をされた「北海道における障害福祉サービスに従事する人材の育成のあり方」についての資料は、今後どこかのタイミングで北海道のホームページにアップされる予定とのことです。

(hay)