令和6年度 ワン・オール主催「人材育成」と「スキルアップ」研修

令和7年1月17日

 札幌市視聴覚障がい者情報センターにて、ワン・オール主催 令和6年度の「人材育成」と「スキルアップ」研修を開催しました。

 今回は33事業所、62名の方にご参加いただきました。また、研修終了後には参加希望の方と交流会も開催。20名ほどのお申し込みをいただき、講師も含めて研修の振返りやその他色々な話題で盛り上がっていました。

 今回のテーマは「意思決定を考える」

 最初に「意思決定支援の基本的な制度を学ぶ」と題して、ワン・オールから簡単にご説明しました。

 その後「意思決定を考える」と題して、札幌学院大学/北海道ケアマネジメントネットワークの大久保薫氏からお話をいただきました。

 講義では、日本の様々な分野の意思決定支援ガイドラインの比較、その中での障がい分野での意思決定支援について、そもそも意思決定支援の中には「意思形成支援」「意思表明支援」「意思実現支援」とそれぞれの要素に向かうプロセスの支援であること、世界から見た日本の意思決定のあり方など、色々な視点からお話をいただきました。

 講義の後には、グループワークを行い、講義内容についてや日々のお互い取り組みに等ついて意見交換を行いました。どのグループも皆さん積極的で盛り上がっており、講義のことだけではなく普段の実践のことも共有できた時間だったようです。

 アンケート結果からは、「ガイドラインなどあらためてしっかりと学ぶ必要を感じました」「意思決定支援をするには利用者と同じ視点に立つことも大切ということを学べました」「言語化できないモヤモヤした思いなどもありつつ、色々考えたり、意見交換をできた素敵な時間でした」「みんなそれぞれ悩んでいるんだと思い、また話したいと思った」など、普段何気なく行っていることを改めて言語化したり、振返って共有できる機会にしていただけましたでしょうか。

たくさんの皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。

ワン・オールでは、皆様からのご意見をふまえつつ、来年度も研修を企画していきたいと思います。