札幌弁護士会、おがる、ワン・オール共催研修

1月19日

 司法と福祉の連携を学ぶことを目的に毎年行っている、札幌弁護士会 高齢者・障害者支援員会、札幌自閉症・発達障がい支援センターおがるとワン・オールの共催研修を開催しました。弁護士、相談支援専門員、就業・生活支援センター相談員など、30名弱のご参加をいただきました。

 テーマは「医療観察法を学ぶ」です。平成30年度にも一度同じテーマで研修会を開催しましたが、今回は4月から北海道に開設される北海道大学病院付属司法精神医療センターの賀古医師をお招きして、「医療観察法の実際~北海道初の指定医療機関の始動に向けて」というタイトルでお話をいただきました。講義の後は、札幌保護観察所の役割についても説明いただきました。

 お二人からのお話の後、質疑応答や意見交換の時間として、講義をいただいた賀古先生に加えて、医療センターの2名のPSWの方、札幌保護観察所の社会復帰調整官、相談支援事業所の相談支援専門員を交えてざっくばらんなやり取りを行いました。

 医療センターの治療・プログラムのことや医療センターでのPSWの役割、対象者の方が退院する時の地域(相談支援事業所等)との連携、保護観察所の社会復帰調整官との役割分担、医療観察法という制度そのものについて・・・等々、具体的な質問や意見交換、現状の説明などがあり、事務局として十分な時間を確保していたつもりでしたがあっという間の2時間でした。医療観察法を学ぶというテーマから、改めて司法と福祉と医療の連携の大切さを学ぶことができました。

 お忙しいなか講義や説明いただいた皆様、遅い時間でしたが申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来年度もまた皆様のお役に立てるような司法と福祉の連携を考える研修会を企画していければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。