月別アーカイブ: 2022年1月

あんしんのまちコーディネート事業 動画撮影を行いました!

1月22日

 ついに企画から約2年の月日を経て、あんしんのまちコーディネート事業に関わる『要配慮者(身体障がいのある方)への自宅訪問編』の動画の撮影を行いました。
 折しも、朝から雪が降り続き、オミクロン株の感染が増え続ける札幌市内、「本当に撮影ができるのか?」「撮影しても大丈夫か?」という不安や葛藤を抱えつつ、出演者として協力いただく皆様や撮影スタッフの方達とも確認し、【感染対策を万全にする!】【できるだけ短時間で撮影を終了する!】を合言葉に、撮影を行いました。

 当日やむことなく降り続ける雪にも負けず、撮影場所のE様宅に到着。(あんまちアドバイザー スタッフK氏の安全運転に感謝です)
 全員手指消毒、アクリル板など感染対策を講じ、カメラなど撮影準備を開始し、まず最初は外での撮影です。

 左の写真が、企画・脚本・演出・撮影・監督その他諸々担当のワン・オールスタッフT氏。この日誰よりも動いていました!!

 本当に雪がすごかったので、一発で撮影が終わるように、出演者の代わりにスタッフK氏と相談室あゆみY氏でリハーサル。監督も入念にカメラ準備し、映像イメージを固めます。

 そんな入念な準備の成果か、外での撮影は一発OK! 俳優のお二人(K様、W様)もとても自然な演技でした。

 寒い外での撮影は早急に終えて、次は家の中での撮影に移ります。
 まずは玄関先での撮影。ここからは、E様も登場です。実際の立ち位置とカメラに収める画像の違いもあり、我々撮影素人のスタッフ陣も試行錯誤しながら、出演者に色々な立ち位置をお願いしていきます。

 次は、メインの面談場面の撮影です。監督と出演者も真剣に取り組みます。
 監督のカメラワークもだんだん慣れてきたのかスムーズに。

みなさん、脚本の言葉を自分の言葉に変換して自然な演技。

1シーンを取り終わるごとに監督とスタッフ陣で映像チェック。監督の「OK!」の声もさまになってきました。

もちろん撮影の合間の休憩(換気)もこまめに行います。次のシーンの確認や俳優陣へのフォローもしっかりと(スタッフK氏の細やかな気遣いは見習いたいです。名ADでした~)
こんなやり取りが計12シーン。

そして、E様の個別のインタビューを撮影して、クランクアップ!

突然の無茶なお願いにも関わらず、出演を引き受け出演いただいた3名の皆様。
とても素敵な演技でした★
クランクアップの花束を用意し忘れてしまったのが、スタッフの痛恨のミス!!

そして、この日撮影に参加したメンバー全員で記念撮影。

もちろん最後に、使用させていただいたE様のお部屋をきれいに消毒して撤収。
皆様のご協力のおかげで、想定していた時間よりも早く撮影終了することができました。
本当にお疲れさまでした!!撮影にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!!

では、この後「編集」というまた難しい役割も担うことになっている、本動画の監督から一言ご挨拶です。

『町内会では、見守り活動を熱心取り組まれているところが多いですが、高齢者が中心かと思います。この動画は、地域に住む障がいのある方に対する避難支援のきっかけになればと思い、町内会向けの動画として制作を開始しました。令和2年度から動画制作の準備を行い、全ての工程が初めての経験でした。ワン・オールスタッフで作った試作動画を色んな方に観ていただいて出来た脚本、コロナ禍による影響で町内会活動の自粛要請、出演者の調整など、撮影日までの道のりは非常に遠かった…。しかし、色んな方の協力を得て撮影することができました。感謝しかありません。令和3年度中に2本の動画を作成する予定で、現在、資料づくりや編集を行っています。まだまだ作業途中ですが、少しでも皆さんの活動の役に立てるよう頑張ります!!ちなみに、声がステキな方がいらっしゃいましたら、自薦・他薦は問いません。この動画のナレーションに協力いただけると助かります!!』

 

札幌弁護士会、おがる、ワン・オール共催研修

1月19日

 司法と福祉の連携を学ぶことを目的に毎年行っている、札幌弁護士会 高齢者・障害者支援員会、札幌自閉症・発達障がい支援センターおがるとワン・オールの共催研修を開催しました。弁護士、相談支援専門員、就業・生活支援センター相談員など、30名弱のご参加をいただきました。

 テーマは「医療観察法を学ぶ」です。平成30年度にも一度同じテーマで研修会を開催しましたが、今回は4月から北海道に開設される北海道大学病院付属司法精神医療センターの賀古医師をお招きして、「医療観察法の実際~北海道初の指定医療機関の始動に向けて」というタイトルでお話をいただきました。講義の後は、札幌保護観察所の役割についても説明いただきました。

 お二人からのお話の後、質疑応答や意見交換の時間として、講義をいただいた賀古先生に加えて、医療センターの2名のPSWの方、札幌保護観察所の社会復帰調整官、相談支援事業所の相談支援専門員を交えてざっくばらんなやり取りを行いました。

 医療センターの治療・プログラムのことや医療センターでのPSWの役割、対象者の方が退院する時の地域(相談支援事業所等)との連携、保護観察所の社会復帰調整官との役割分担、医療観察法という制度そのものについて・・・等々、具体的な質問や意見交換、現状の説明などがあり、事務局として十分な時間を確保していたつもりでしたがあっという間の2時間でした。医療観察法を学ぶというテーマから、改めて司法と福祉と医療の連携の大切さを学ぶことができました。

 お忙しいなか講義や説明いただいた皆様、遅い時間でしたが申込み・ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来年度もまた皆様のお役に立てるような司法と福祉の連携を考える研修会を企画していければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【あんしんのまちコーディネート事業】西岡サニーヒル町内会 役員会研修

1月8日

 豊平区の西岡サニーヒル町内会さんよりご依頼いただき、役員会にて「障がいのある方との接し方」という内容でお話をさせていただきました。

 ワン・オールが研修に呼んでいただいたきっかけは、西岡サニーヒル町内会が、昨年11月に豊平区役所へ避難行動要支援者名簿を申請し、12月の名簿取得の時に、あんしんのまちコーディネート事業のコーディネーターとしてワン・オールスタッフも同席させていただいたということから始まっています。

 西岡サニーヒル町内会は、平成21年度から「災害時要援護者支援事業」を行っており、災害発生時において、避難が困難な方(要援護者)と要援護者の避難を支援する方(支援者)を町内会で把握し、それを名簿化して、日々更新を行うとともに、毎年、該当者を対象とした連絡伝達訓練、実際の避難訓練を実施しているとのことです。

 今回は町内会独自に名簿整理や避難訓練してきましたが、名簿から漏れている方がいるのではないかと思い、行政へ避難行動要支援者名簿を申請。町内会に障がい者の方はいるようだが、町内会役員は障がい特性や配慮のポイント等はわからない。その状況で訪問するわけにはいかないので、研修の機会をつくりたいということで、今回の研修のご依頼をいただきました。

 当日は10名ほどの役員さんと西岡まりづくりセンター所長もご出席いただきました。ご依頼いただいた「障がいのある方との接し方」についての内容と併せて、避難行動要支援者名簿取得やあんしんのまちコーディネート事業のご案内もさせていただきました。説明の後にはいくつか質問もいただき、また西岡サニーヒル町内会の町内会における避難支援の取り組みやこれから考えている事などお聞きでき、ワン・オールスタッフも勉強になりました。

 ぜひこれからの西岡サニーヒル町内会さんの活動にあんしんのまちコーディネーターとして継続的に関わらせていただければと思っております。

 研修をご依頼いただいた西岡サニーヒル町内会役員会の皆様、ご出席いただいた西岡まちづくりセンター所長様、町内会との橋渡しをしていただいた豊平区役所保健福祉課活動推進係様、ありがとうございました。皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

あんしんのまちコーディネート事業 動画作成に向けた出演者打合せ②

 1月8日

 前回(12月8日)から引続き、あんしんのまちコーディネート事業による、町内会さん向けの動画制作の打合せを行いました。 2名の方はzoomによるオンライン参加になりました。本当は直接会って顔合わせが出来たら良かったのですが、それでもオンラインというこの2年くらいに普及したツールを使い、予定どおり打合せができて良かったです。

 今回は、出演者全員による顔合わせと台本チェック、撮影日当日のコロナウイルスの感染対策などなど、より具体的な内容の打合せを行いました。 出演者の皆さんから「こんな話し方の方がわかりやすい」「この言い回しだと伝わらないのでは?」等々、ご意見もいただき、あとは感染対策を整えて撮影日をむかえるのみです。

 撮影日は1月末。出演者、撮影スタッフ一同体調を万全に整えて、そしてこれ以上札幌市内の感染状況が悪化しないことを願って、当日にむけて準備を整えていきたいと思っています。