菊水1条1丁目町内会 要配慮者避難訓練を見学して

2019年8月25日(日)折りしも北海道マラソンの当日に要配慮者避難訓練が行なわれ、見学させていただきました。

  

小雨模様で風も強い中、町内会メンバー十数名が既に受付、看板等の準備を終えられ準備万端、配置についておられました。

これまで連合町内会での取り組みにご協力していた地域の相談室の相談員さん、行政の区活動推進担当係長さん、区社会福祉協議会のご担当者も集合。

時間が来て段取りの確認ののち、チームに分かれて要配慮者(高齢者、視覚障がい者、車椅子使用者、杖歩行者など)のお迎えに向かいました。

ワン・オールは、視覚障がい者のかたのお迎えに同行させていただきましたが、日頃から気配りなさっていて必要な支援をすぐ届けられる体制を整えていらっしゃるのが伺われるようなご対応と感じました。

戸締りのこと、経路や障害物の説明など、ご本人が安心して安全に避難できるよう気配りなさり、さりげなく体調の確認も行なわれていました。

全員が無事に避難しアンケートに記入して訓練は終了です。

今回は避難訓練終了後に敬老会が同会場で行われ、こういった行事とのマッチングもひとつの工夫と感じました。

また、今回の避難先は市から定められた避難所ではなく、地域のホテルを会長さんが交渉してセッティングしており、これも地域活性化の素晴らしい試みと目を拓かれた思いです。

もうひとつ。ひときわ活発に動かれていた若いかたがいらっしゃって、お話をうかがうと高校3年生で、ひいおじいちゃんは以前町内会長をなさっていたそうです。ご本人も小学生のときから盆踊りのやぐら作りを手伝ったりし、町内会の方々にとけこんでいらっしゃいました。こういったお若いかたが地域の安全を守るため熱心にいきいきと取り組んでいらっしゃるご様子をとても頼もしく感じました。

北海道マラソンも男子はMGCに出られなかったランナーが自己記録を大幅に更新して優勝、女子も亡き小出監督の最後の教え子が優勝。そして特別枠で出場したノーベル賞受賞者の山中教授も完走、とそれぞれがそれぞれの持ち場で力を尽くされた1日だったようです。

(石田)