月別アーカイブ: 2019年9月

豊平区地域部会 9月定例会

2019年9月24日(火) 18時30分~

 7月に、豊平区地域部会防災部隊のご紹介をさせていただいたことに引き続き、今回は定例会の様子をご報告します。豊平区地域部会の9月定例会では、事業所のある地域毎にグループワークで「防災マップ」を作成する取り組みが行われました。

 「防災マップ」を作成するグループワークでは、豊平区を5つの地域に分けた地図上に、
  ・きいろ/障害福祉サービス等事業所
  ・ピンク/病院や高齢者施設
  ・みどり/お店
  ・あお/その他(AED、公衆電話など)
と色毎の付箋が貼られていきました。付箋だけでは書ききれない場合もあり、マップと別に一覧表が用意され、一覧表の番号を付箋に記入するなどの工夫もされていました。

 参加者同士で、「●●どこだっけ?」、「★★の向かいに■■があったよね!」などと思い出したり、情報交換がされたり、他のグループのマップを見て回って参考にもしながら「防災マップ」が作成されていきました。今回の取り組みは、「防災マップ」を作ることだけでなく、マップ作りを通して、防災への取り組みや気づきを得ることまで目的とした取り組みで、付箋を貼っていく作業後には、地域の各所にある設備(AED、公衆電話など)や、胆振東部地震の際の様子についても情報が共有されていました。

 定例会終了時には、『平成30年度札幌市自立支援協議会年間活動報告書別冊:防災に関するまとめ(以下、『防災に関するまとめ』)』の周知がされました。『防災に関するまとめ』について、後日あらためて、ホームページ上のリンクが、豊平区地域部会の皆様に発信されることとなりました。

今回取材にご協力いただいた、豊平区地域部会の皆様、ありがとうございました。

清田区地域部会、清田区障がい福祉関係者等ネットワーク会議 共催研修会

2019年9月18日(水)18:30~20:30

 清田区自立支援協議会清田区地域部会と清田区障がい福祉関係者等ネットワーク会議共催の研修会に参加してきました。

 今回の研修は、昨年発生した北海道胆振東部地震を受け、あれから1年ほど経ち、改めてあの時どうだったのか?そして、これからの備えについても振返りと共有、地域ごとの防災マップの作成を通して、地域情報の共有やネットワークについて深める内容でした。

 みなさん、仕事終わりの18時30分からの開催の研修ですが、たくさんの方が出席されていました。

 最初に、清田区地域部会の栗虫部会長から開会の挨拶では、札幌市10区の地域部会と3つの専門部会がまとめた『防災に関するまとめ』についてご紹介がありました。この「防災に関するまとめ」は、各地域部会で確認された地震時の状況、その時の取組みと今後の課題など、震災時の状況がまとまっており、改めて確認して次の活動につなげていければというお話されていました。

 次に、清田区保健福祉課 個別支援主査 加藤氏より『平成30年北海度う胆振東部地震の概要及び日頃の備えについて』と『「要配慮者二次避難場所(福祉避難所)」と「福祉避難スペースについて」』や具体的に準備をしておいた方が良い避難備品などのご紹介がありました。

 改めてお話を聞くと、やはり記憶が薄れてきている部分もあります。日本各地で様々な災害が起っているため、やはり日々防災の取組みについては継続していく必要があると、改めて思い返されます。

 そして、最後にグループごとに防災マップのグループワークを行いました。

「里塚・美しが丘」「真栄・清田・清田中央」「北野・平岡」の3つの地域のグループに分かれての防災マップ作りです。

 

 机上に置かれた各地域の地図上に、地域の福祉事業所やコンビニ、ガソリンスタンド、AED、高齢者施設などのシールを貼っていき、地域の資源を一目でみてわかるようにしていきます。

 一通り、シールを貼り終わったら、今度はグループのメンバーで「ここには給水所があった」「ここの店は早くから開けてくれていた」「ここで炊き出しやっていた」「公衆電話が開放されていた」「ここが穴場」等々、地域の口コミ情報をふせんに書き出し、更に貼り出していきます。

 みなさん、机上の地図だけではなく、スマホの地図も駆使して情報を記入していっていました。

 

 

 まとめのグループから発表では、「改めて清田のことがわかった」「知らなかったことが共有できた」等々、既存の資源を加えるだけではなく、地図には現れない「生きた情報」を共有することで、より地域を身近に感じられている様子がうかがえました。

 短い時間でしたが地図上には、清田区のたくさんの情報が集まっていたのが印象的です。

 この地図上にもっとたくさんの「生きた地域情報」が加わっていくと、このマップが清田区の新たな地域資源になるかもしれないな・・・と感じさせていただきました。

 清田区地域部会の皆さま、清田区障がい者福祉関係者等ネットワーク会議の皆さま、ありがとうございました。

令和元年度第1回相談支援部会企画推進室研修

8月30日(金)。

札幌市自立支援協議会相談支援部会企画推進室主催で研修が開催されました。

今回は、足寄町役場福祉課 あしょろ子どもセンター センター長の佐々木浩治氏を講師に招いて「児童の発達段階の確認と障がい児支援のポイント」について、2部構成でお話いただきました。

第1部「児童の発達段階」の中では、現在の親を取り巻く環境や乳幼児の発達の過程についての講義いただきました。

第2部「障がい児支援のポイント」の中では、家族の相談を受ける際のポイントについて、また実際の相談場面や支援場面の事例を用いたお話もいただきました。

後半のグループワークでは、普段相談場面で悩んでいることや、実際の連携方法について意見交換や情報交換ができました。たくさんの質問が出ましたが、佐々木講師が丁寧にひとつずつ答えてくださりました。ありがとうございました。

今後の支援について考える貴重な機会となったように感じます。

企画推進室研修は、今年度あと2回開催の予定をしています。内容等がきまりましたら、ご案内いたします。