平成31年2月20日(水)
西区地域部会 「元気の出る交流会!2018」Part19へ行ってきました。
西区は11月の全体会から一貫して防災と地域共生をテーマで話が進んでいます。
今回は、「福祉のまちづくりは住民と施設の連携で~拓北あいの里ケア施設町内会の取組み~」と題し、北海道医療大学看護福祉学部 准教授の長谷川聡氏の講演と質疑応答が行われました。
「ケア施設町内会」
ちょっと馴染みのない名称ですが、この拓北あいの里ケア施設町内会は、拓北・あいの里連合町内会地区にある介護・福祉・医療施設(団体会員)と、この地区に住む介護・福祉・医療等の施設職員・専門家(個人会員)を会員とする「みなし単位町内会」です。
団体会員も個人会員も、それぞれの所在地・住所の単位町内会との二重加入が可能で、施設・専門家と住民の、そして同じ地域の施設・専門家どうしの親睦・交流と、地域への貢献を目的として2010年2月に発足し、翌春に連町と地区社会福祉協議への加入が認められた町内会だそうです。
毎月の例会ではテーマをたてて自分達の地域の状況を共有。住民向けに行われる研修会の講師は地域の専門官が担当、地域の事業所見学の時には相談コーナーを設けるなど、住民と福祉・医療が連帯・共同し福祉のまちづくりを進める活動をしています。
また今回の北海道胆振東部地震後は、毎月のように防災・減災の話がされているようです。
長谷川先生のお話の中で、地域のネットワークを広げていく取組みのためのコミュニケーションのコツとして①人は三度あると仲良くなる、②苦労を共にすると仲良くなる、というお話が印象的でした。
この二つを大切にすることによって、研修会や会議などで集まるだけではなく、お祭りや勉強会、避難訓練など一緒に作業を共同することによって、一緒に地域をつくっていく仲間にという感覚で活動を続けていけるのだろうと感じました。
西区以外の地域の方や行政の方も含め、約65名の方が参加した研修会でした。
長谷川先生のお話の後は、先生が壇上からフロアに下りて、フロアとの質疑応答や意見交換等なり、全体通して、北区の拓北・あいの里地域で行われている地域活動についての実践を学ぶ時間となりました。
9月、11月、1月、そして今回2月の元気の出る交流会と、西区地域部会では地震後の地域の動きを障がい福祉の視点だけにとどまらず、地域づくりの視点も絡めて活動を続けています。
ワン・オールが各地域部会の地震の振り返りの場に参加させていただくと、どこの地域でも「まずは普段の関わりから」という話をよく聞きます。
今回のことをきっかけに、小さな単位からでも更に住みよい地域づくりが札幌のあちこちで継続されるとよいな・・・と感じた時間でした。
西区地域部会のみなさま、ありがとうございました。