あんしんのまちコーディネート事業にお声をかけていただいて、『草の実会・家族会』主催の研修会「災害に備えた地域での支え合い」に行って来ました。
『草の実会』は、居住や通所など多くの事業所があります。そこの利用者さんのご家族が家族会を運営していらっしゃいます。
昨年9月の震災を受けてお困りだったことも多く、あらためて避難行動要支援者名簿や避難所・福祉避難場所のことなどを知りたいというご希望でした。
札幌市からの資料をお配りし、12月10日の支え合い研修のスライドの抜粋なども見ていただきながらご質問やご意見をお聞きしました。
そのなかで「避難行動要支援者名簿が10年も前からあると書いてあるが自分たちが名簿に入っているとは初耳だ。周知がなされているのか?」という質問がありました。
実際に出席者の中でご存じの人は皆無だったのです。
本当に安心して暮らしていくためには双方向からの働きかけが必要であり、それを可能にする仕組みができていなくてはならないと強く感じました。
また、震災当日に不安になったりパニックになっただけではなく、時間がたっても不安が続いたりぶり返したりという状態が見られたとのことで、回復のヒントになる絵本のご紹介もさせていただきました。
こちらからの情報提供にとどまらず、現場のお声をお聞きする貴重な機会となりました。
いったん災害が起これば全員が被災者です。
災害弱者を埋もれさせたり後回しにされたりしないよう、地域の中での仕組み作りをお伝えし、お手伝いして行きますのでどうぞお気軽にワンオールまでご連絡ください。