9月28日~30日、平成28年度北海道精神障がい者地域生活支援事業(地域移行研修会)「ピアサポーター研修会」が定山渓ホテルにて開催されました。この研修は公益財団法人北海道精神保健推進協会とこころのリカバリー総合支援センター主催で、毎年行われています。
 今回は、ワン・オールで活動をされている2名のピアサポーターさん(市内委託相談室でも活動されています)が参加しました。3日間の研修の感想を含めて、ピアサポーターさんによるブログ-秋の特別編-です 😛 
紅葉にはまだ少し早い定山渓で2泊3日のピアサポーター研修会が行われました。16圏域、北は宗谷~南は函館まで。札幌市の相談室2ヶ所(ワンオール含)、回復者くらぶ、市内の2病院講師、スタッフ、総勢80名参加。
 私は2度目の参加で「札幌市に転入してよくぞ地域移行のピアサポーターに戻った」とお声をかけていただきました。
1日目はリカバリー全国フォーラムの話に加え、東京ソテリア、オープンダイアローのお話しがありました。
 ●ソテリア(実践的プロジェクト)
 薬物療法に頼らず安定をはかり、急性期を入院ではなく小さな家庭的環境で過ごす(全ての薬物をたつという意味ではない)
 ●オープンダイアロー
 地域で支える、24時間連絡を受けたらいつでも対応する(ダイアロー=対話)。
 この2つの動きにとても興味をもちました。
2日目はピアサポートの現在・そしてこれから。                
 ●経験がピアであれば良い。
 ●対等とはその人と同じという意味ではない。
 ピアサポーター⇒優秀な人⇒一般就労という図式ではなく、
 ピアサポーター⇒優秀な人⇒専門性を身につけ専門職と共に働く
   ピアサポーターには、ここを目指してほしいというお話でした。
 個人的には、知識を得れば得るだけピアから離れていくのではないか…私は皆と同じが良い、一緒に学び考え、時には一緒に間違う人でありたいと思っていましたが、もう少し勉強しても良いかな?と思えたお話でした。
 3日目は感想、振り返り。
 人はイメージがつかないものが怖い。
 見えないもの、わからないものが怖い。
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 発信しよう!知ってもらおう!
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 怖いものではないとわかれば偏見が減るはず。
 《全道のピアサポーターの声》
 ●毎年この研修を楽しみにしています
 ●1年の締めでありスタート
 ●集約の場
 ●皆さんの話が聞けて参考になった
 ●懐かしい顔に会えて嬉しい
 ●長期入院の方との関わり方が学べた   等
 懐かしい仲間との楽しい時間。
 また会おうね、約束して見送るバス。
 それぞれが成長しまた来年会える事を楽しみに、また1年がスタートしました。
後日、私もピアサポーターさんから直接お話を伺いました。お二人とも「疲れたけれども、とても充実した研修だったよ」と話してくださいました。定山渓で湯治はできたでしょうか?!本当にお疲れさまでした♪
 (yos)
