第23回札幌市自立支援協議会 全体会

3月25日(水)18:00

今年度2回目の札幌市自立支援協議会全体会が開催されました。傍聴にも多くの方が足を運ばれていました。

 まず、「まちの課題整理プロジェクト」からは、まちの課題整理プロジェクトの構成員の増員や、課題のカテゴライズにより、課題の交通整理のスピードアップを図ってきたこと。「重複障がいに関する課題」については、課題の整理に係る有期プロジェクトを立ち上げて実態調査等を行っていくこと。「移動に関する課題」については、今後大学などでの研究の可能性を探っていることなどが報告されました。
 また、昨年3月に開催された全体会で、東区地域部会に「ヘルパーの技術向上」、子ども部会に「教育と福祉の連携」、中央区地域部会に「住まい」の各課題についての解決に向けた取組の依頼がされていたことを受けて、各部会から進捗状況の報告もされていました。

 現在13ある部会からの報告は、これまでの全体会では今年度活動実績と次年度活動予定を報告しあっていましたが、実績と予定については紙面で確認できるということもあり、「部会運営で工夫していることや困っていること」を中心に報告と情報交換を行う形に今回の全体会から変更されました。今回進行の副会長から、大きくは「部会の周知、参加」と「課題抽出の課題」、「予算の課題」の3つかと思うと話されていました。
 「課題抽出」については、これまで部会が行ってきた手法や、今年度工夫した実例が話されたほか、ある地域部会からは他の区の地域部会への見学依頼の発信もされていました。地域部会については、近日中に「地域部会連絡会」が開催される予定で、この連絡会でもより具体的な情報交換が行われるかもしれません。

 昨年9月に開催された全体会で、『さっぽろ障がい者プラン』への提案が行われたことを受けて、提案への結果についても共有され、いくつかの提案が『さっぽろ障がい者プラン』に反映されていることの確認がされています。この結果については、札幌市の「さっぽろ障がい者プランの改定作業について」のホームページで公開されています。

 協議会での取組を札幌市へ提案するために、協議会副会長から札幌市障がい福祉課企画調整担当課長へ『平成26年度札幌市自立支援協議会年間活動報告書』を手渡していただきました。副会長は今月で北海道を離れられることになっています。これまでありがとうございました。

 札幌市自立支援協議会は、会長も不在となっていたため、会長と副会長の選任を行って、今回の全体会は終了となりました。

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